第2話 夫婦喧嘩になるのかな? (17)
文字数 878文字
「あっ、うん、で、でも……」
まあ、何か良くは分からんが、家 の奥様だかけは、俺が本物のオーズだと分かると、急に 『オドオド』と、し始めているよ。それこ今にも泣きそうな顔を始めているね。
でも、まあ、仕方がないか、フレイヤ《こいつ》と話しをするのは、神話の時代以来だからなぁ……本当に悪い事をしたと思うし、寂しい思いをさせたと思うよ。
う~ん、だがな、先程も皆に述べたが。流石にこれはやりだ。悟の体は本当にバラバラだし、悟 の精神というか、俺自身の精神もここまで良く持ったと思うから。
まあ、それにしても、挙動不審というか、先程から家 の奥さん、何か様子の方が変でね、『ソワソワ』としているんだよ。だからどうしたのかと、尋ねてみる事にする。
「ん? でもが、どうかしたか、フレイヤ?」
「いっ、いえ、何でもないです、何でも、ただ……」
「ん? 今度は、"ただ"がどうかしたか、フレイヤ?」
「えっ? いっ、いえ、な、何でも、ないです」
「う~ん、そうか……それよりもフレイヤ、先程から奥歯に物が挟まるような物言いをしているが、ハッキリと申せ、何を言いたいのか、俺には全然分からないから、ハッキリ述べろ」
「怒らない?」
「あああ、怒らないよ……」
「じゃ、貴方を治しても、後でわらわを怒ったり、摂関をしたりしない?」
あああ、なるほど……そういう事か、俺に叱られるのが怖くて、『オドオド』していたという訳だね。
……まあ、叱りはしないよ。悟 自身も、昔の記憶も、戻っている訳でもないのに。少しばかり自分の女房に、酷い事を言い過ぎたと反省をしているから……
でもまあ、少しばかりは、からかってやろうとは思うよ、家 奥さんに。久しぶりというか、神話の時代以来の夫婦水入らずだから。少しは俺もジャレてみたい気もするから。こんな言葉を述べてみようか。
「う~ん、どうするかな? 俺もこれだけお前に、体を引き裂かれバラバラにされたのだから、痛くて痛くて仕方がないし……」
まあ、何か良くは分からんが、
でも、まあ、仕方がないか、フレイヤ《こいつ》と話しをするのは、神話の時代以来だからなぁ……本当に悪い事をしたと思うし、寂しい思いをさせたと思うよ。
う~ん、だがな、先程も皆に述べたが。流石にこれはやりだ。悟の体は本当にバラバラだし、
まあ、それにしても、挙動不審というか、先程から
「ん? でもが、どうかしたか、フレイヤ?」
「いっ、いえ、何でもないです、何でも、ただ……」
「ん? 今度は、"ただ"がどうかしたか、フレイヤ?」
「えっ? いっ、いえ、な、何でも、ないです」
「う~ん、そうか……それよりもフレイヤ、先程から奥歯に物が挟まるような物言いをしているが、ハッキリと申せ、何を言いたいのか、俺には全然分からないから、ハッキリ述べろ」
「怒らない?」
「あああ、怒らないよ……」
「じゃ、貴方を治しても、後でわらわを怒ったり、摂関をしたりしない?」
あああ、なるほど……そういう事か、俺に叱られるのが怖くて、『オドオド』していたという訳だね。
……まあ、叱りはしないよ。
でもまあ、少しばかりは、からかってやろうとは思うよ、
「う~ん、どうするかな? 俺もこれだけお前に、体を引き裂かれバラバラにされたのだから、痛くて痛くて仕方がないし……」