第4話

文字数 502文字

―――洋服売り場にて
(……うーん、なんか違うなあ……)
(ていうか、もう洋服とかマフラーとか手袋とか身に付ける系今まであげすぎて「もういらね」って言われてたんだっけ)
(だからってあいつ、ほしいものとかなさそうだし……!)
(あ、そういえば)
(スマホケースがバキバキに割れたって言ってたっけ……。じゃあ、新しいの買ってやるか)
―――スマホケース売り場にて
(うーむ……。なんか、「これだ!」ってものがないな)
ちょっと〜ぅ、亜希ちゃ〜ん!
おっ
萌ちゃん!
あんまり遅いから探しに来たのよ〜っ?連絡しても反応ないし!
ごめん、気づかなかった
いいけどっ、なに選んでるの?
……スマホケース
そんな事見りゃ分かるわよ!
誰のプレゼントなのかって意味よ
あぁ……
(どうしよう正直に答えるべきだろうか……いや、それは私のプライドが許さないけど彼氏のいる萌ちゃんならいいアドバイスをくれるかも……)
お……幼馴染の誕生日プレゼント
……あ、もしかして湊くん?



―――ギクッ。



う……
私のアドバイスがほしいのっ?
…………
うん分かった、一緒に選ぼう!
(お願いしますとは言ってねーよ!!)
(あ、連れてかれる……おいっ、勝手に私の体をひっぱるなっ……!!)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

桜庭 亜紀(さくらば あき)です。私立ボルネーチ学園に通う高校二年生です。周りからはよくツンデレと言われますが、自分ではどこが?って感じです。幼なじみの湊には、よく分からない感情を抱いてます。初恋はまだです。そのほかは、読み進めて私のことを知ってくださいっ‼(喋るのが嫌いなだけ)

佐々木 湊(ささき みなと)です。私立ボルネーチ学園に通う高校二年生です。亜紀は絶対にツンデレですが、自分は多分違います。そもそも、ツンデレの意味が分かりません。それはおいておいて、幼なじみの亜紀は、何やらかすか分からないので目が離せません。読者の皆さんも、亜紀を温かい目で見守ってあげてください。

上条 萌(かみじょう もえ)でーす。亜紀ちゃんや湊くんと同じ学校に通ってる、高二の萌袖大好き女子でぇす。亜紀ちゃんも湊くんも、ツンデレ同士お似合いよねー。早く付き合っちゃえばいいのに、ツンデレも大変ねぇ。ちなみに私には彼氏いまーす。けど、彼氏よりは亜紀ちゃんの方が大切だな。そうそう、湊くんと亜紀ちゃん、友達が少ないんだけど、私はそんな数少ない友達の一人だから大事にしてね☆早く二人の恋が実ることを祈ってまーす。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色