第19話
文字数 635文字
――同日、休み時間にて
湊と亜希は、夢乃に学校案内を
していた。
湊がいなくなったとき、夢乃は亜希に近づいた。
そこへ、トイレから湊が戻ってきた。
夢乃は、腕を湊に見せた。
そこには、たしかに殴られたように赤紫に変色した肌があった。
亜希はあまりの屈辱に耐えきれず、
その場を走っていってしまった。
湊は胸に複雑な気持ちを残しつつ、
学校案内を続けた。