第38話
文字数 453文字
湊がそう言った瞬間、
亜希は驚いて顔を上げた。
亜希は諦めてさっき告げた文章をまた伝えた。
亜希はどうしようもなく怖かった。
もし、「なんだお前。俺はお前が嫌いだ。4ね!」って言われたら……
湊はそんな亜希の心配を見透かしたように、ふっと微笑んだ。
亜希の頭は混乱していた。湊が……言った。自分のことを、好きだって。
亜希はひどく驚いたあと、にっこり笑ってうなずいた。