第33話

文字数 529文字

大丈夫?
え、えっ…どうして…
ゔああああ…お前は、何だ…どうして邪魔をする!
どうしても、何も…人を殴ろうとしてる人を邪魔するのは、当然のことだと思いますけど
亜希は喧嘩を売った。「消火器めろん」が頭をかきむしる。
どいつもこいつも、俺の邪魔をするクズどもばかり…。ええい、その気なら失せちまえ!
「消火器めろん」は、ポケットからナイフを取り出した。その刃先は、目の前に立つ亜希に向けられている。
(これは、時間稼ぎ。あと少し…もう、少し!早く…早く来て!)
亜希はポケットの上から携帯電話をぎゅっと握りしめた。
その時だった。
亜希っっ!!
誰かが、その場に飛び込んだ。
湊っ………!
湊はパジャマ姿で具合が悪そうだった。
悪い……遅れた
湊くん!?
くそが……どいつも、こいつもっ……!ええい!大人しくしてたらよかったものの…まとめて死ね!!
そこまでよ!
声が飛んで、現れたのは、警察と萌だった。
もう警察は呼んだわ!あなたは袋のねずみよ!私の親友とクラスメイトに手を出したのが運の尽きだったわね!!
萌ちゃんっ……!
くそがよ……くそがぁぁ!!
不審者は叫んで、

ナイフを振り上げた。

突然のことに、警察も驚いて走り出す。

だが、間に合わなかった。

うあああああ!!
よけて、亜希ちゃんっ!!
グサッ――
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登場人物紹介

桜庭 亜紀(さくらば あき)です。私立ボルネーチ学園に通う高校二年生です。周りからはよくツンデレと言われますが、自分ではどこが?って感じです。幼なじみの湊には、よく分からない感情を抱いてます。初恋はまだです。そのほかは、読み進めて私のことを知ってくださいっ‼(喋るのが嫌いなだけ)

佐々木 湊(ささき みなと)です。私立ボルネーチ学園に通う高校二年生です。亜紀は絶対にツンデレですが、自分は多分違います。そもそも、ツンデレの意味が分かりません。それはおいておいて、幼なじみの亜紀は、何やらかすか分からないので目が離せません。読者の皆さんも、亜紀を温かい目で見守ってあげてください。

上条 萌(かみじょう もえ)でーす。亜紀ちゃんや湊くんと同じ学校に通ってる、高二の萌袖大好き女子でぇす。亜紀ちゃんも湊くんも、ツンデレ同士お似合いよねー。早く付き合っちゃえばいいのに、ツンデレも大変ねぇ。ちなみに私には彼氏いまーす。けど、彼氏よりは亜紀ちゃんの方が大切だな。そうそう、湊くんと亜紀ちゃん、友達が少ないんだけど、私はそんな数少ない友達の一人だから大事にしてね☆早く二人の恋が実ることを祈ってまーす。

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