第7話

文字数 515文字

……ん、湊
亜希は湊にきれいな色合いの包みを渡した。
なんだこれ?
いいから開けろっバカ!!
……おっ
すげー……
でしょっ?がんばって選んだかいがあったっ!
今つけるわこのスマホケース。今スマホケースつけてないんだよね俺のスマホ
どーぞどーぞ
うおーっぴったし!
(はっ!!!)
(こっ、ここで喜んじゃダメだ……!調子に乗るだろう!)
(でも仕方ないよな、誰だって好きな相手からプレゼントもらったらはしゃぐだろうし)
(ま、当の本人は「幼馴染の誕生日として、昔からプレゼントを渡す習慣があるから今もとりあえずやっている」行事に過ぎないだろうが)
も、もー、なによっ、黙り込んでーっ!
なんでもねーよ。……
サンキュ。気に入ったわ、これ
……ん?
どうした?
あんたキャラ崩壊してない!?
はあ!?
どこがだよ!?
ウソでしょ、人にお礼を言うようなやつだった!?
お前、俺をどこまで冷徹人間だと思ってんだよバカ!!
つーか、昔からプレゼントもらった時くらいお礼言ってただろうが俺!
言ってない言ってない!なんかさも当然みたいな感じで受け取って、大して喜んですらなかったじゃん!!
それはお前の感じ方が狂ってるだけだろ!
なによぉ〜〜っ、やっぱ誕プレなんか買ってこなきゃよかったーっ!!
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登場人物紹介

桜庭 亜紀(さくらば あき)です。私立ボルネーチ学園に通う高校二年生です。周りからはよくツンデレと言われますが、自分ではどこが?って感じです。幼なじみの湊には、よく分からない感情を抱いてます。初恋はまだです。そのほかは、読み進めて私のことを知ってくださいっ‼(喋るのが嫌いなだけ)

佐々木 湊(ささき みなと)です。私立ボルネーチ学園に通う高校二年生です。亜紀は絶対にツンデレですが、自分は多分違います。そもそも、ツンデレの意味が分かりません。それはおいておいて、幼なじみの亜紀は、何やらかすか分からないので目が離せません。読者の皆さんも、亜紀を温かい目で見守ってあげてください。

上条 萌(かみじょう もえ)でーす。亜紀ちゃんや湊くんと同じ学校に通ってる、高二の萌袖大好き女子でぇす。亜紀ちゃんも湊くんも、ツンデレ同士お似合いよねー。早く付き合っちゃえばいいのに、ツンデレも大変ねぇ。ちなみに私には彼氏いまーす。けど、彼氏よりは亜紀ちゃんの方が大切だな。そうそう、湊くんと亜紀ちゃん、友達が少ないんだけど、私はそんな数少ない友達の一人だから大事にしてね☆早く二人の恋が実ることを祈ってまーす。

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