第26話

文字数 614文字

暑さだけではなく。帳簿を眺めて項垂れる。
店員さん「悩んでいるのは、資金繰りくらいのもんでしょ?」

僕「ハハッ。楽しい?」
店員さん「ウフフッ」

僕「そう、良かったじゃん」
気が楽になったような…なってないような。図星。楽しんで貰えているのであれば、良いんだけど。

常連さん「資金繰りどないしてるん?」
僕「店員さんとアルバイトさんの頑張りで…なんとか…」

常連さん「それだけやったら無理やろ?」
僕「…詳しい事は税理士さんに聞かないと…」
今日は突っ込まれるな…関わってないです。とも言えないし…何もしていないわけでは無いのだけれど。

僕「順番って言うのがね?あるじゃないですか?」
常連さん「待っとんねんっ!こっちは」

僕「…今日はスムージーで。いいっすか?」
常連さん「今日で終りやろ?出せよ。お前っ!」

僕「そっすねぇー」
変な予想が当たってしまって。ビールなどないっ!!洋酒で。おにゃしゃす。

常連さん「お洒落やんけ」
僕「ありがとうございます…」
セーフ。なんだか、お客さんを増やすか?メニューを充実させるか?の選択肢…。

クリアする課題は沢山あって、声大きい方に偏りがち…でしょうね。

流行りを作らないと。乗っかるんじゃ…。乗っかるの探さないと。どっちが楽しい?

僕「近くのコンビニで、ビールだけ買ってきて。缶ので良いから。そうそう、缶ので良いから」
ボソッと店員さんに伝える。店員さんの自分で行きーさ顔。どっちに対して自信が無いのか?って問われているようで。

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