第13話

文字数 930文字

ある人「この前、何してたんだよ?おめーわよー?チンタラしてたら、張った押すぞ?」

とある人「…」

僕「…僕も一緒に居たので…。言い過ぎは良くないですよ?…。ちょっと…。言い過ぎは…」

ある人「おめーわ。良いんだよ。彼奴の言いなりだって分かってんだよ、こっちは。おめーわ、おめーで。そのまま張った押してやりてーくれぇ~だよ。あれ程、他の奴に舐められるなっつってんだろーがよ?」

僕「…す、すいません」

あの人「まぁ。あれだな。おめーとは、だべろーぜ?ってことだよ。気にすんなよ?いちいち落ち込むのがイラつくんだよ」

僕「…あざっす」

あの人「おめーわ、話が別なんだよ。ゴロニャンしてただろ?彼奴は。おめーの、判断ミスだからな?分かってんのか?」

とある人「…すいません」

…何故、思い出しちゃったんだろう感。怒られている同じ事してた方。

若い男性客に気付くと入り口付近に立っていて。…まただ。僕を睨み付けていた。

あぁー。アルバイトさんの新しい彼氏さんか…。店員さんのがサイクルがゆっくり。

若い男性客「本当の彼氏っていうんだったら、もっと悔しがれよ?」

め、めんどくさい…。乗っからないといけないの?感。とっとと。アルバイトさん連れて帰って欲しい。本当じゃないのに。このシュツ要らないよ。

アルバイトさん「お疲れ様ですっ♪」
僕「…お疲れ様でーす」

一度、帰っていったアルバイトさんが再び戻って来た。

アルバイトさん「なんで私が彼奴の相手をしなきゃなんないのよっ?」

店舗内のトイレに向かっていった。若い男性客は後ろから俯いて一緒に戻って来た。二人で、ゴロニャンしてろよ。忙しいんだよ。こっちはこっちで。

アルバイトさん「渋いので好きです…」
僕「…ありがとうございます…」

カウンター越しに伝えに戻って来なくていいよ。それなぁー。「うぜぇー。早く帰れよ。お前。嘘つき野郎」って伝えたいけどね。まぁ。それも、それでなぁー。

帰り道、送って欲しいのみのパターンかもしれないし。め、めんどくさい…。ちゃちゃっと、伝言ゲーム出来ないのか?感。

「わーい。帰れるー♪」しかないから。分かりづらい。あってるならいいんだけど。

若い男性客は俯いていたかと思うと帰り際、再び僕を睨み付けてきた…。僕は笑顔を見せるしかない。
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