第21話

文字数 942文字

若い女性「降られましたっ!!
不機嫌を表している顔は、おしゃれを毎回見せに来てくれる子。防衛隊みたいな男性は2人。

若い女性には…こんな可愛い子。降る奴いるんだ…。誰だよ?ってのの、何で?がつきまとって。

若い男性1「俺らと遊んだら、エエやん?」
若い男性2「あんな、付いてるか?付いてないか?実際、わからん奴」

若いおしゃれな女性は、面白くなさそうな表情をしていて。

面倒くさそうだから。話しだけ聞いておこう…。

バブーって言ってた子が今日も来てくれて。最初からマスク下げ目の感じで笑顔をくれた。スマホを耳にあてて。でまた、電話を誰かとしている。

僕「いらっしゃいませー」
女性「嬉しそうな声だしてっ」

ニヤニヤ顔の、女性は顔を赤くしながら…多分、彼氏さんと会話しながら…だろうね。ってなっていて。

女性「彼氏と話し、してるんやろうな?って。なってるんやろうけどなっ!」
目線を急に下げての笑顔。覗き込んで見ようか?って。嬉しそうに俯いて。おめーは、可愛い系だよ。って思って。

常連さん「何時もの奴やっ」
僕「ありがとうございますー」
無言でお会計。ふうぇ~。となってバックヤードに。

僕「今日は、困った事。ありました?」
店員さん「無いですっ♪」
背丈が小さめの、スタイルの良い感じを保っている店員さん。笑顔でずっと僕を見てくれていながら。

僕「引き継ぎあります?掃除とか…棚整理とか?」
店員さん「掃除は終わってないです…棚整理も…」
ゆっくりと店員さんは、笑顔で制服のボタンを首もとから外しながらに答えていた…。

…先日、伝えた。「可愛いから大丈夫だと思いますけどね?」が…気に入らないご様子…。

如何にも、大人の女性ですっ!大人の魅力ありますっ!って感じの…。

僕「…可愛いから大丈夫って、伝えてごめんなさい…」
店員さん「ウフフッ」

でもさぁー。丈がないで。顔は…キリッとしてるけど…。

可愛い系だよ?あなたの売りは可愛い系だよ?って、伝えて…何になるんだ…。動いてるだけで、可愛いレベル。

自問自答を何故、僕がしないといけないの?感から。あのモデルさんみたいな女性になりたい。も伝わって来てて。ため息が出そうなのを、笑顔で誤魔化した。

店員さん「お疲れ様ですっ♪」
僕「お疲れ様でーす」(棒読み)
今日も上機嫌で、良かったです…。

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