第26話 「誕生日」について
文字数 3,012文字
誕生日は何故おめでたいのか。何がめでたいのか。誰にとってめでたいのか。何気なく友人や恋人に誕生日おめでとうと言い、当然のように知り合いから誕生日おめでとうと言われる。「みか」と「サイトウ」にとって、誕生日とはどのような日なのだろうか。
うん、まぁ自分にとっては年齢が一つ上がることになるからね。だから、こんな感じなんじゃない。元日とかに「明けましておめでとう」って言うのと同じ感じ。前の年は無事過ごせて今年を向かえられました、今年も良い年になりますようにみたいな祝い。
あぁなるほどね。じゃあ西暦、元号とかの世の中のとっての1年の始まりは元日だけど、僕ら、個人個人の1年の始まりが誕生日ってことね。そういう意味で前の年は無事過ごせて、新たな年を向かえられておめでとうって事か。確かに、良い1日だけでなく、良い1年にしてねとかってメッセージも送るね、誕生日の時に。
あぁそうだよね。僕も男友達に誕生日プレゼントはしたことない気がするけど、女友達にはちょっとした小物、雑貨とかを贈ったりするね。あと親にもそんな感じかな。彼女とかだと、確かにブランドものとかのプレゼントになったりするね。何故か良くわからないけど。それはそれで特別感を出したいのかな。
まぁ、日本だと幼稚園にしろ、小学校にしろ、誰でも一斉に4月始まりでしょ。だから早生まれの人は、例えば4月、5月生まれの人よりも幼い段階で学び始める感じになるよね。5際から何かするのと、4歳2ヶ月から何かするので多少差が出るってことは考えられそう。
でも結局その人次第だと思うけどね。4月生まれの人も例えば3歳ぐらいから何か学び始めてればできる人になってるかもだし、早生まれの人も結局途中で学ぶのをやめちゃえばできる人にはならないだろうし。結局のところ、少しはそういう傾向はあるかもだけど、生まれた月なんてあまり関係ないんじゃないのかな。
僕は身長が高くなかったから特にそれを感じたね。まぁ今思えば大したことではないけど、あの頃はちょっとした身長差も気にしてたしね。同時期に測ったら僕の方が低いけど、同じ年齢の時で考えれば僕の方が高いのにって思うことはあったね。