第24話 「読書」について
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読書の秋。もうそろそろ、そういう時期である。何故秋に読書するのかは分からない。別にいつでもいいはずなのに。そもそも読書好きであれば1年中読んでいるし、読書嫌いであれば秋だとしても読まない。どっちつかずの人が秋に読書するということだろうか。読書嫌いな「みか」と読書好きな「サイトウ」。二人はこの『読書の秋』をどう過ごすのだろうか。
まぁ読書はするけど、別に秋に限ったことではないしね。あと、確かに食欲の秋って感じでもないかな。特に何の秋でもないけどね、何となく好きなだけ。強いて言えば、音楽をゆっくり聴くっていうイメージはあるかな。
まぁそうかもしれないけどね。でも、別に雑誌とか漫画も読書だと思うけどね。結局、楽しだり、欲しい情報を取得するって意味では、小説とかビジネス書とかと変わらないし。何で楽しむか、何を通じて情報を得るかの違いじゃない。
ライトノベルの定義は僕もよく分からないけど、キャラ設定が個性的だったり、ストーリーが非現実的なものが多かったりするイメージかな。だから、漫画と小説の間ぐらいって感じなのかな。なので、ちょっと読んでみるならそういうのでもいいんじゃないのかな。電子書籍も出てるし、そういうサイトもあって無料でスマホでも読めたりするから。
うん、何となく紙の方が便利な気がして。確かにかさばるから持ち運ぶのは嫌なんだけど、家で読む分には紙の本でもいいしね。雑誌とか技術本で家で読むことが多いからまぁいいかなって。あとこの手の本って、ページを行ったり来たりすることもあって、そうなると紙の方が便利だなって感じ。
はじめは勉強のために仕方なく読んでいた感じ。だから結構辛かった感じだったかな。でもある時、ミステリー小説を読んでそれが面白くて、どんどん読み進められるようになった。それがきっかけでミステリー小説を色々読んでいるうちに、読書の抵抗もなくなって、それ以外の色々な本も読めるようになった感じかな。
まぁ、ミステリー小説も読むけどね。ジャンルで言ったら本当に色々って感じ。小説もあれば、ビジネス書もあるし。心理学的なものもあれば、健康のやつもあるし。音楽とかウイスキーとかそういう趣味っぽいのもあるし。あと、英語とか。他は何だろう、エッセイとか。あとはさっき言ったような仕事関係の技術書とかかな。
1つ目は、楽しむためだね。これは小説、特にミステリーとか読むのがこれに当たる。それを読んでいる時、その時間が楽しくてそのために読んでいる感じ。本当に想像しながら小説の世界に入り込める感じがして、それが好きかな。
2つ目は新しい情報に触れる、新しい知識を得るためかな。これはいわゆる勉強って感じになるかな。新しいことだから、それを理解するのに結構時間かかったり、それをきっかけに色々考えたりするから、読書スピード的には一番遅くなる目的かな。正直全然進まないことだってあるし、結局途中まで読んでその後読んでない本もあるしね。読破してない本で言ったら、この2つ目の目的が多いかな。
そう。既に知っているようなことでも、本を読むことで頭が整理されることがあるんだ。まぁ、ちゃんとうまく纏った本でないとできないけどね。例えばだけど、ギター奏法について、それぞれの事は既に知っている事だけど、頭の中で結構バラバラになっていることがあったとする。その時に、分かりやすいギター奏法の解説本を読んだりすると、その本の構成に沿って頭の中の情報が整理することができたりするんだ。だから、そういう目的で読んだりする。これは、趣味とかもそうだし、ビジネス書とか技術本とかでもやったりするかな。小説はさすがに目的が違うからやらないけどね。
うん、そうだと思う。でも、1つ目の目的は読書じゃなくて、アニメとか映画とかそういう映像でもいいし、2つ目の目的は講座を受けるとか、セミナーに行くとかでもいいし、3つ目の目的は自分でネット記事にまとめてもいいし、代替手段は色々あると思うんだ。読書を進める人がいるけど、読書でしか達成できない目的があるならいいけど、代替手段があるなら別に読書に拘らずそれでもいいと思うけどね。