その後とこれから
文字数 965文字
数時間後、蒼太が目を覚ましたのは医務室だった。
鈍い顎の痛みが、少し残っている。
2018/03/09 13:46
その声を聞いて、蒼太は右側に視線を向ける。
捨てられた子犬のように、マモンの狼耳が下を向いていた。
2018/03/09 13:47
すると、マモンは頬を赤くし
2018/03/09 13:48
さすがに、筋肉シックスパックは失礼だ。
蒼太は言葉を慎重に選ぶ。
2018/03/09 13:49
マモンは顔全体を真っ赤に染める。
2018/03/10 09:25
その言葉と同時に、蒼太は平手で叩かれた。
2018/03/10 09:25
兄の姿を見て、マモンは動揺する。
2018/03/10 09:27
ルシフェルは肩を竦め
2018/03/10 09:27
マモンは蒼太の視線に気付く。
2018/03/10 09:29
遅れてやってきたマリーを見て、マモンは目を泳がせる。
2018/03/12 14:09
マモンは慌てて椅子から立ち上がり
2018/03/12 14:10
逃げるようにその場を立ち去った。
2018/03/12 14:10
腹を抱えて笑うルシフェルを見て
2018/03/12 14:11
後で絶対に怒られるぞ、と蒼太を続ける。
2018/03/12 14:12
布で覆われたルシフェルの瞳は、先天的な後遺症で完全に光を失っている。
視力を鋭い嗅覚で補うことによって、その不自由さを感じさせない。
2018/03/12 14:13
ルシフェルは肩を竦める。
2018/03/12 14:14
蒼太の言葉に、ルシフェルが頷く。
2018/03/12 14:15
初対面だというのに仲良く会話を弾ませている二人を見て
2018/03/12 14:16
マリーは溜息とついた。
2018/03/12 14:18
ルシフェルは腰に手を当てると
2018/03/12 14:18
見本は、オレだと堂々と語る。
2018/03/12 14:19