第12話:薄井一家の信州旅行2

文字数 1,705文字

 ここは、広い丘の公園で、多くの馬、羊、ヤギが、放牧されていた。子供たちは、その牧場の草原を楽しそうに走り回った。高原で汗をかいても、涼しい風で、かいた汗が、すぐ乾き、実に気持ちが良い。しばらく散策して、牧場のレストランで、アイスクリームを食べたりや珈琲を飲んで、ゆっくり休んだ。

 その後、20分で野辺山に到着。この近くの国立天文台野辺山宇宙電波観測所が見える所に車を止め同じ方向を向いてる多くのアンテナを見て回った。その中には巨大な天体望遠鏡も見ることができた。また、アンテナの周りに大輪のヒマワリが咲いていて思わず写真を撮った。そこから15分程、車で行き、松原湖の看板の近くを左折して、山道を登り始めた。

 30分程、走ると、メルヘン街道最高地点、麦草峠、標高2127メートルと書いた看板の道端に車を止めた。そして、外に出ると涼しい。風が吹くと寒い程だった。そして祖父が、ここは、2000メートルの山の上と同じ高さだと説明すると、幸一が、空気が薄いだよねとと言い、オーバーに呼吸して、苦しい、本当に空気が薄いと、おどけた仕草をした。

 それを見て、妹も真似して、本当に苦しいと言った後、大笑いした。見晴らしがよくないので、すぐ出発。少し行った所ありトイレで休憩。また、車で出発し5分行くと日向木場展望台があり、そこに車を止め登って周辺の山と雲海を見て写真に収めた。標識には、標高1950メートルと書かれていた。そこからは、曲がりくねった下り坂が、しばらく続いた。

 車に酔わない様にと10分位の別荘地の近くに車を止め、ここらが、お金持ち人達が、持ってる別荘と説明。夏の暑い時だけ避暑に来てると説明すると夢子も欲しいなーと素直な感想を述べ、大笑いとなった。その後、車に後20分行くと茅野市街地に入り、諏訪湖畔のホテルに車を入れチェックイン。すぐ、温泉に入ろうと言うと浴衣に着替えて天然温泉に入りに行った。

  風呂を上がると、大人たちはビールを飲み、運転した富一は、すぐ寝息をかき、寝始めた。それ以外は、子供たちと諏訪湖の周辺道路を散歩しに出かけた。諏訪周辺の山々の夕暮れを見て、何枚もの写真を撮った。部屋に戻り18時半、夕食の用意ができたと連絡が入った。レストランへ行き、多くの種類の料理があるバイキング方式だった。

 子供たちは、大人と一緒に、好きなものを少しづつ、皿にとって、嬉しそうに食べ始めた。サラダ、アイスクリーム、ケーキ、プリン、飲み物がいっぱいあって子供たちは目移りしている様だった。1時間位、時間をかけて、夕食を終え、部屋に戻りテレビ見たり風呂に入ったりした。その後、眠くなった人から、男部屋と女部屋に別れ、床に就いた。

 翌朝、朝食後、8時にホテルをチェックアウトし出発、諏訪大社を回ろうと言い、まず、諏訪大社上社前宮へ向かった。ここでは、小川の水を清めの水に使っていて冷たくきれいな山の水に驚いた。次に、諏訪大社上社本宮へ向かった。そこには大きな鳥居がある。入ると狛犬と、近くに雷伝為衛門という信州出身の昔の大横綱の像が立っていた。

 明神の湯と書いてある看板を見ると諏訪の温泉の源泉とされてると書いてあり湯をさわると熱い。その後、他のグループのガイドさんが、ここの神様は、後ろの山ですと説明。えー、山が、神様と不思議に感じた。また、御柱も巨大で感動的。相撲の土俵や宝物殿などを見て回った。その中でも子供たちは長い廊下が気に入ったのか、走りだすと父が危ないと注意した。

 その後、車で30分かけ諏訪湖の反対側の下社に向かい最初に北側の諏訪大社下社春宮に入った。境内から緩やかな上り坂をあがり中に入ると太いしめ縄が印象的な神楽殿を見つけた。ここは、神に「お神楽」を奉納する場所だと書いてあった。

 その後、境内を回ると酒樽が目についた。さっき上社本宮にも、あったが、信州諏訪は、酒処だとわかった 真澄「ますみ」と麗人「れいじん」は、以前、飲んだことがあり、確かにうまい酒だった。その次に、近くの諏訪大社下社秋宮に入ったが、秋宮に似ていた。しかし、御神湯の看板があり、熱いので気を付けるようにと書いてあった。
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