第33話:セドナ旅行から帰国

文字数 1,786文字

 ロッジに戻り、シャワーを浴びて、夕食を食べて部屋でビールを飲むと22時前には、眠りについた。普通、観光地を回ると、遅くまで、語り明かすのだが、この地は、体中が疲れてしまい、眠くなるのが、不思議なくらい、良く寝られた。翌朝、7時に起き、タクシーで、スライドロック州立公園に行った。

 ここは、緩やかな流れの小川が流れている。スライドロック州立公園の名物は、夏期のみ出現する天然のウォータースライダーであるが、春は、お目にかかれない。それは、800メートルに渡って解放される川沿いに、約25メートルの岩の上を滑るように遊べるアトラクションで、観光客にとても大人気とのことでした。

 スライドロック州立公園は、元々はリンゴ農園だった土地を利用し作られたため、当時の水車や建物が残されていて、遊歩道を散歩しながらリンゴ農園の景色を楽しむことにした。また、植物や動物が多く、バードウォッチングも楽しめる。その後、景色の良い所で、早めの昼食を食べ、飲み物を飲んで、30分程、一休みした。

 次ぎに、カセドラル・ロックへ移動。ここは、セドナを象徴する岩山。名前の通り大聖堂の様に美しく壮大な岩山。「オルガンパイプロック」の別名がある。男性・女性双方のエネルギーが存在していている珍しいボルテックス。心を落ち着かせて心身のバランスを整えるヒーリング効果が高いと言われ観光客に人気が高い。ただ、起伏が激しく景色を眺めることにした。

 その後、タクシーで、ウエスト・セドナへ向かった。ここのギフトショップでは、水晶やパワーストーン、ヒーリンググッズが販売されている。世界屈指のパワースポットによるご利益があるかもしれないと、いくつもの店を見学した。しかし、男性たちは、あまり興味がなく、冷えたビールを飲んで、女性たちの帰りを待った。

 そして夕暮れ時になり、ロッジに帰っていった。夕食時、男性たちは、ここは、有名なヒーリング「癒し」の聖地かもしれないが、物価が高い。また、夏の人気のシーズンは、さらに、値段が跳ね上がると聞くと、商人たちの聖地かもしれないねと言い、大笑いした。すると、夢子が、何て、夢もムードもない男たちって、みじめねと言い放った。

 翌朝、8時半発のバスでセドナを出発し10時半にフェニックスに到着。その後、フェニックス空港から11時過ぎの飛行機でロサンゼルスに12時半過ぎ到着。空港近くのホテルに入って、休んだ。夜23時、ホテルを出て、1時前発、ロサンゼルス発羽田行きの日本航空で、飛びたち、翌朝5月5日、金曜日、5時に到着し、自宅に7時前に着いた。

 母には、お土産を渡しすと、元気で帰ってきて良かったと喜んでくれた。その後、写真を現像し、旅行の話を母にした。そして5月7日、日曜、薄井幸一と夢子は、それぞれの家に帰っていった。米国経済は好調で、ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均の終値は11月30日、史上初めて2万4000ドルを突破した。

 トランプ米政権が2017年1月に発足。政権の積極的な経済政策を期待した「トランプ相場」に市場は大歓迎。1月に2万ドルの大台にのり1年を通じて最高値を繰り返し塗り替えた。米国や中国など主要各国の経済が軒並み好調を維持し、米企業で好決算が相次いだことも追い風となった。

 さらに、政権が11月、中央銀行に当たる連邦準備制度理事会「FRB」の次期議長に財務次官や投資ファンド共同経営者を歴任したパウエル理事を指名したことも株価を支えた。その後も低金利環境が、しばらく続くとの安心感が市場に広がった。2017年7月上旬を中心に台風3号と梅雨前線の影響で「九州北部豪雨」が発生。

 福岡、大分両県で死者38人行方不明者3人となった。3号は九州北部を横断し、気象庁は5日に両県に大雨特別警報を発表。大規模な土砂崩れや河川の氾濫が起き、大量の流木で家屋や鉄道の鉄橋などが流された。不明者の捜索が長引き、農林水産業に大きな被害が生じた。台風は5号が8月7~8日に近畿・北陸を縦断。

 秋にも日本列島への上陸が相次ぎ、18号が9月17~18日に九州南部と四国、近畿、北陸を縦断したほか、21号が10月23日に東海と関東を縦断した。総務省消防庁によると、死者は5号で2人、18号で5人、21号で8人に上った。日本では、異常気象は、2018年になっても続いた。
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