第2話:大山登山と結婚式と新婚旅行

文字数 1,649文字

 階段があり登りはきつかったが、途中の樹齢の500年と言われる夫婦杉を見て、さらに歩を進めた。その後、天狗の鼻突き岩を見て、少し行くと富士見台から眺望の良いベンチがあり一休み。ここから眺める富士山は、絶景で思わず、写真を数枚とった。やがて山頂の阿夫利神社本社に到着し茶屋でお茶をいただいた。

 帰りは、足が疲れて、下りのケーブルカーで降りて来た。その後15時過ぎに車に乗って、途中、薄井は、海老名駅で下ろしてもらって失礼した。薄井の同僚の吉村百合さんは、地元、藤沢に住み、お父さんが、証券会社の証券マンだった。そして、彼女の家を訪ねるようになると、これからの日本は、きっと経済大国になるから株投資が面白いと言われた。

 その話を聞き、日本株投資をしようと考えた。彼女の父の吉村教一さんが、N証券藤沢支店にいたので証券口座を開設。薄井の担当者になってもらった。吉村教一さんは、横浜国大経済学部を卒業し経済通。また、薄井富一と馬が合い酒を飲んで話が白熱し吉村さんの家に泊まって仕事に出ると言う日が、増えた。

 そして、1984年8月、夏休み富士山高原を吉村百合さんとドライブしている時、薄井富一は、百合さんにプロポーズをすると受諾してくれた。結婚式を横浜駅前のTKホテルで11月23日として新婚旅行は、2泊3日で沖縄旅行へ行くことにした。これを知った、母の君江さんは、喜んでくれた。そして、すぐに、薄井富一は、百合さんのご両親に面会して、結婚したいのでよろしくお願いしますと言うと、快諾してくれた。数日後、今度は、百合さんを東京の実家に招き、両親と面会してもらい了解をもらった。

 11月22日、横浜駅に昼頃、薄井富一と百合さんは、待ち合わせ、TKホテルで昼食を食べ、チェックイン。翌朝7時に起き、8時半から百合さんの衣装合わせと着付けが始まり、9時過ぎに薄井が来て、着替え、少しして、薄井家と吉村家の両親と結婚式に参加する友人が集まった。そして、10時から洋式の結婚式が始まった。

 最初に、神父さんが型どおり、結婚の誓いを読み、指輪交換、バージンロード行進をして友人たちの待つ場所で、祝福を受けた。11時に、披露宴会場に入った。そして、披露宴が開始された。まず、キャンドルサービスをしながら、各テーブルを回った。歌や余興が始まり、司会者のリードで式は進み14時に終了。友人たちと2次会に行き16時、ホテルに帰ってきた。

 翌朝、8時前にホテルを出て、8時半前に羽田空港の受付で搭乗手続きをとり9時過ぎの飛行機で那覇空港へ昼前に到着。タクシーでホテルに行き、荷物を置いて、デパート・リウボウへ出かけて昼食を食べた。その晩、夕飯は、ステーキやに行って、うまいビーフステーキとオリオンビールを飲んで、ゆっくり食事をしてホテルに帰った。

 あらかじめ、ケントスと言うディスコがあると調べていて21時前にタクシーを呼んで、21時頃にケントスに入った。店のAセットを注文しビールで乾杯。少しして、ポニーテールの可愛い娘が派手なスカートで出てきて、リーゼントで決めた若い男性ギタリストとドラマーが入ってきて、ギターのチューニング、楽器の調整をし、それが終わった。

 そして、最初に、彼女が、スリー・ディグリーズ「荒野のならず者」、「天使のささやき」、シュープリームス「ストップ イン ザ ネーム オブ ラブ」から始まった。すると、その後は、次々と懐かしの名曲が続いた。スタイリスティックス「愛がすべて」スティービー・ワンダー「迷信・スーパーステイション」アバ「ダンシング・クリーン」など約1時間、連続して歌った。

 最初の休憩時間に入り、10分後、2ステージ目が始まった「SOS」「マネー・マネー・マネー」、ドナサマー「ホット・スタッフ」、アラベスク「ハロー・ミスタ・モンキー」、ビーナス「ショッキング・ブルー」とノリノリ。その頃、フロアーは、踊りに、興じる若者、中高年でいっぱい、何と、エネルギッシュ何だろうと、感心したほどだ。
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