19、カサ・ミラの巨人兵
文字数 1,185文字
アラゴンが山の麓の小さな国だったのは、アラゴン建国の祖、ラミロ1世の時のことです。ラミロ2世の娘ペトロニーラがバルセロナ伯と結婚してからはアラゴンとバルセロナは連合王国となり、さらにペドロ2世の子ハイメ1世の時代からはバレンシアも加わった連合王国になっています。
あの、この彫刻はは19世紀から20世紀にかけて活躍した天才建築家ガウディが作ったもので、煙突にもなっているそうです。アラゴンの軍隊の強さとは直接関係ないと思います。私はこれを見てアニメに出てくる巨人兵をイメージしました。
バルセロナはバルカの土地という意味を持ち、バルカの一族が開拓した土地でした。カルタゴはイベリア半島にいくつもの植民市を作り、その1つのカルタゴ・ノウァを拠点にハンニバルは、リビア兵、ヒスパニア兵、ヌミディア兵などが混ざった軍隊を作って訓練し、アルプスを越えてイタリアに入るのです。
ハンニバルという名前はバール(神の名)の恵みという意味を持ち、バルカという苗字は雷光という意味を持っていた。英雄にふさわしい名前だ。そのハンニバルが我らの国ヒスパニアで軍隊を組織し、ローマに向った記念にこの彫刻は作られたのではないのか?