13、モンソンからバルセロナへ
文字数 1,487文字
ヨーロッパでは夏の間時計を1時間早くするのです。だからバルセロナに到着した時はまだサマータイムで夜8時くらいまで明るいし、朝は8時くらいまで暗いです。1時間違うので、これを知らないでいると大変なことになります。
これがモンソン駅です。外から見ると立派ですが、中にカフェやお店などはありません。電車の時間まで1時間以上ありましたが、スーツケースを持って移動する元気もなく、駅に座って待っていました。モンソン駅からリェイダに向かう電車に乗ったお客さんは10人もいなくて、車内もガラガラでした。
ウトウトしながら1時間ほどでリェイダに到着しました。リェイダはAVEも停車する大きな駅です。リェイダからバルセロナまではサラゴサで買ったAVEのチケットを持っていましたが、なかなかAVEのプラットホームには入れません。大勢の人が並んでいるのに到着時刻の15分くらい前になってやっと手荷物検査が始まるのです。AVEはどの駅も乗る前に手荷物検査があります。
そしてプラットホームに出るとマドリッドから来てバルセロナへ向かうAVEの長い車両がありました。自分のチケットを見ると28号車、車掌さんに見せたらはるか遠くの車両を指さしていました。乗客十人以下のモンソン駅とは大違い、スーツケースを押しながら28台分の車両の横を走り、ようやく28号車に辿り着きました。車内はほぼ満席、モンソンからリェイダへのローカル電車とは大違いです。