17、かわいくないお城

文字数 1,002文字

今までは2018年10月のスペイン旅行の写真でしたが、今回からは2019年の10月に旅行した時の写真を紹介します。作品集には下の画像から入ってください。
2019年の旅行の中でこの時だけスマフォで撮った写真をすぐにアップしてそのままブログを書いています。タイトルに『かわいくないお城』とつけていますが、この時は本当にいろいろあってやさぐれていた(笑)おまけにこの日は休みの日でお城の中に入ることもできない、ぐるりと回って写真を撮り、暇なのでブログを書きました。
タイトル通り本当にかわいくない城だ。余が住んでいたプラハなどは美しい街として評判だが、アラゴンはこういう場所しかないのか?
そんなことありません!これはたまたまちょっとさびれている城の写真を外から撮ったからこう見えるだけで、アラゴンにだってもっとにぎやかで素晴らしい観光名所はたくさんあります!
これはバルセロナからAVEで1時間ほどの場所にあるリェイダのお城です。リェイダはカタルーニャ州とアラゴン州の境目ぐらいにあり、交通は便利で古くから栄えた場所ですが、日本では知られていません。このリェイダにもハイメ1世が子供の頃住んだことがあるようです。
何!我が息子ハイメ1世が住んだこともあるのか?
それにしては質素というか見た目の美しさに欠けるというか。
アラゴンにはこういうお城が多いです。もし私が王になった頃アラゴンが豊かだったらもっと立派なお城を作ったのですが、なにせ財政が傾いて王にふさわしい棺も作ってもらえない状況だったので・・・
これは建物の周りから撮った写真です。
凄く大きくて修道士が100人以上暮らせそうです。
そう、こうした建物を見るとカタロニアの修道院で暮らしていた頃を思い出して懐かしくなる。
大聖堂もすぐ隣にありかなり大きいです。
リェイダの大聖堂もまた非常に美しい形をしている。この石の色、塔の形、余が長年暮らしたウエスカの修道院とよく似ている。これこそアラゴンを象徴する建築である。フランスやカスティーリャの城のような華やかさはないが、なんと美しく大地や大空との調和がとれていることか。アラゴン人の気高い精神を表している。
なんかよくわからないけど、1年前のモンソン城と同じように見ている私は正直あんまり人に自慢できないなあと思いながら写真を撮っているのに、目に見えない人たち(亡霊やガイド?)は喜んでいた、そんな不思議な体験をしました。
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