外骨格と内骨格、と次回予告
文字数 2,221文字
今日のテーマは、「第四章 未来の日記と僕の日常」の最終話にあわせて『内骨格と外骨格』について書いてみます。それにしてもこの話の斜め上感よ、でも東矢君は単純なので書きやすいんだな。5章は大変だった。藤友君視点は無駄に重いし、他の一人称は狂ったのばっかりだし。
さて、外骨格っていうとどんなのが思い浮かぶ?
ところで今回の表紙でたくさん文字が浮かんでるけど、あれは外骨格とか内骨格とか骨とか関節とかパーツ的なものをいろいろならべてるだけです。
亀みたいな甲羅があったり魚やトカゲみたいに鱗があったりするのも外骨格って呼ばれることはあるけど、基本的には脊椎動物は骨で体を支えてるから内骨格だと思う。まあ亀は内骨格の骨が外に露出したものかな。
このテーマは最初っから決めてたテーマなんだけどな、いまいち広がり方が難しいな。
そうだ、殻と外骨格の違いってわかる?
一方、外骨格は細胞組織だ。皮膚表面に骨が出てきていると感がるとわかりやすいのかな。厳密には違うんだけど。
虫はクチクラで外骨格を形成していることが多い。クチクラっていうのはようはキューティクル。人の髪の毛とかにもあるけど、虫はこれで体表面に幕を作っている。
どうやって動いてるかなんだけど、関節部分は同じく外骨格の膜で覆われていて、蛇腹になってることも多いな。それで外骨格どうしを引っ張って曲げ伸ばししているんだ。
外骨格のメリットってなんだと思う?
外骨格のデメリットとしてよく言われるのが拡張性のなさなんだ。外側を固く固めるから、その大きさに限定される。それで外骨格を持つ種類は脱皮するんだ。古いクチクラ層の内側に新しいクチクラ層をつくって脱皮する。この脱皮っていう手段を使うから、変態とかするんだよな。
そういえばロブスターとかは無限に脱皮するとは言われてるけどさ、昆虫は完全変態するとそれ以上脱皮しなくなるんだよな。カブトムシとか。
内骨格っていうのは基本的に骨を内側に閉じ込めてお肉を外側にしてるんだ。だからお肉を増やせば拡張できる。逆に昆虫はどれだけ食べてもその骨格以上に大きくなれないんだよね。
それから外骨格は内側で腱の代わりにクチクラをつないで動かすけど、内骨格は骨の外側を接続して動かすから可動範囲が広いんだ。
でもさっきいったように、外骨格は丈夫っていう大きなメリットがあるから、どっちがいいとは言えないかな。
例えばガンダ〇とかパトレ〇バーとかの外装を覆うパワードスーツなんかはもろ外骨格的考え方。でも小型の作業用ロボットとかは筋肉部分を油圧とかで再現して使われている。
うーん、話がつながらないな。
仕方がないから5話の頭出しをしようかな。
さて、次章予告なんだけど、次章は4章とセットの話。前半部分は4章でもでてきた藤友君のペットの件から始まるけど、最終的にはなんだかよくわからない話になっています。
そして外骨格さんの将来については、このタイミングでノベデイで公開してるかはわからないけど、「夕方屋と透明な夕焼け」という短編で展開しているので、よろしければお読みください。こっちはSF。
交互にわけのわからない話を挟んでいる気がする。
次章は4章とセットの話。前半部分は4章でもでてきた藤友君のペットの件から始まるけど、最終的にはなんだかよくわからない話になっています。怪異そっちのけでヒューマンドラマが展開していく。
4,5章共通のテーマは、東矢君と藤友君が友達になる話。これまでは一方的に東矢君が藤友君に助けられているようにみえるけど、藤友君は藤友君で強固な呪いによって人格がかなり歪んでいるので、いわゆる環境要因を手に入れて少し安定する話。この二人は世界の捉え方が真っ向から違っていて、4章のラストの日の出のシーンは藤友君からみると随分違うので、お楽しみにいただければと思います。
ただ、なんつか、話は重いしあまりカタルシスもない詰まらない話な気がするから、挫折せずにみなさまよんで頂けるとうれしいです♪
ちょっとこういうペアな形式をやってみたかった。あと、今後というか2年に進級した後で強固な鬱展開を予定しているので、それまでに2人のキャラ特性をちょっと深堀したかった。