、、、吉祥寺(3)
文字数 229文字
朝、吉祥寺のマンションを出るまえに昨夜の残りの焼きソバを食ったが、それは酸っぱかった。だから教室が臭いのではなく、腐りかけの焼きソバのにおいが私の嗅覚を刺激しているのだとばかり思っていたのだ。
だが、教室のドアを閉めてみれば、あれが教室の出来事が渦巻かせていたにおいだったのだと理解せられ、嘔吐(えず)き、溶けかけた焼きソバを口端から鎖骨あたりに垂らしてしまった。
おぞましい光景が針金のような描線となって眼前に再現上映される。たまらんッ。吉祥寺にもほどがある。
だが、教室のドアを閉めてみれば、あれが教室の出来事が渦巻かせていたにおいだったのだと理解せられ、嘔吐(えず)き、溶けかけた焼きソバを口端から鎖骨あたりに垂らしてしまった。
おぞましい光景が針金のような描線となって眼前に再現上映される。たまらんッ。吉祥寺にもほどがある。
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