第17話 叱られる幹部たち
文字数 1,422文字
ブチキレたいわけじゃねぇが、仕方ねぇ。
ここは俺の激怒モードを炸裂させて、示しをつけてやるとするか――!
俺の怒りを受けて、ジロリ組の幹部たちは怯みだした。
ふたりがあからさまに動揺するのは珍しいが、それだけ俺を恐れているのだろう。
猫も感情ある生き物だから、自分より強いヤツには恐れを感じるようにできている。
実際、俺とヤツらとの実力差は
俺がふたりのほうへゆっくり歩むと、インテリは秒でその場を離れて距離を取った。
マウティスも
俺の咆哮は荒れ狂う雷鳴のようだと恐れられている。
ひと声咆えれば吐息は魔風のごとく、雄たけびは落雷のごとく、辺りを恐怖一色でつつみ込むほどだ。
猫たちは場を圧するような俺の激しい雄たけびに
猫たちは芝生をバタバタ踏みつけて、右へ左へ
さーて、どうなることやら。
俺の叱責がどこまで功を奏したのかわからねぇが、ひとまず結果を見てから判断しようじゃねぇか。
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