第45話 沖縄好きのインストラクター

文字数 531文字

古宇利島によく行くインストラクターと話した時の事

「雨の沖縄って最悪ですよね?
海に会いに行ってるのにって思いますもん」
「
大石林山なんか、自然がうわーって感じでしょ、居るだけでエネルギーもらえますもん」

「何か別次元からのチカラを感じますよね」



ところどころに在る、僕の感情の接点を見つけると楽しい

一致しない意見も
沖縄の話だから楽しい



『僕らは、旅行中にずっと晴れてた事はないですね』
『でも、スコールはスコールで面白さもあるし』
『晴れと雨が交互に来るから、虹がよく出るし』
『タコスなんか店内で食べるから関係ないし』
『雨が降っても、沖縄に居るってだけでテンション上がります』
『雨のやちむん通りなんか風情ありますし』
『御嶽なんか、雨で浄められたみたいになるし』

タコスあたりから
インストラクターは、聞いてないのを知ってる
彼女は、自分のターンがきて、沖縄好きな話の順番を待っている

インストラクターが話し出した


「夕焼けを見るなら残波岬ですよ」
「古宇利島もキレイですけど、最後に陽が落ちるところが島に被ります」
「辺戸岬に行ったら、この拝所は寄った方が良いですよ」
「名護にムッチャ美味しいステーキ見つけました」

『へぇ〜』
とか言いながら

僕が話す次のターンを待っている。
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