第24話  復讐の時

文字数 6,168文字

ang「、、、、そうだ、、、、エンジン、、これ、、つかってみて。」














angがDaoka伯爵から貰った短剣を、お腹の鱗の中に忍ばせてあったのを思い出し、それをエンジンに渡した。








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もしもいつか 何かとてもない悪の力がこの世を支配しようと危機が訪れた時に、この短剣をお使いください MIRARI王より

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ang「、これで、、あの二人を倒したら、、いい方向に変わると、、信じてる、、




心臓を狙って。」











エンジン「できないよぉ、、。」






ang「、、エンジン、いい? 、、
MIRARI王と、、Daoka伯爵と、、父上 を、、信じて、、
昔の、、言い伝え通りに、、やるしかな
い、、、。きっと 、、助かる、、、。」














二体の黒色ドラゴンが
こっちに向かって
飛んでる!!!!!!!
!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!






angとエンジンの
とどめを刺そうと!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!













半分泣いてるエンジン。
(もう みんなさよならかもしれない.. )













エンジンは口に短剣を加え、
二体に向かって飛び立ち、
本当はどうしようもなく怖かったが、
心にある全部の勇気を振り絞り、
勢い良くR.Bの胸を狙って、
ぶつかった!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!








鋭い刃が R.Bの胸に突き刺さり、
そしてエンジンはすぐ短剣を抜き、
すかさずMR.Gの胸にも
突き刺した!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
















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妖魔マールが、邪魔者の息子たち4人が いなくなったMon城に侵入し、王の所までやってきた。








王を魔力によって、
簡単に瓶の中に閉じ込めた。











マールは、ヒーラーをみつけた。






マ「あぁー、このヒラヒラ、、、白いこの力だよ。私の館に入ってきていたのは、おまえだね? こんな可愛らしい子が、、、 。やっちゃったねぇ。いけない子だねぇ 、 余計なことしたわね。 」





マ「よくもまぁ、私の大事な私の未来の家臣となる者を、私から奪いましたね。その勇気、褒めて差し上げましょう。 しかし、時間の問題です。おまえが救い出そうが出せまいが、みな、いずれわたしの家臣となるのだから。」





マ「しかし、、、牢屋を見に行った時に、輪羽君がいなかった時の私の悲しさよ。 分かるか? おまえに私の気持ちが。 そこの白いヒラヒラしたの、 私はね、お前を見つけたらずーーーっと粉々にしたいと思っていたのよ。」





ヒーラーがマールの恐ろしさで、縮まり固まっています。




マ「でも、粉々にするのは、ものの1秒もかからない。 今はまだしない。それまで恐怖でも感じていなさい、お前も王と同じように瓶に入っていなさい」




そういうと、魔力でマールはヒーラーも瓶の中につめてしまいました。














そしてマールは、一人の女の子もみつけました。





マール「 あら?こんな可愛らしい女の子がまだいるのね。こんにちは。子供まで私は殺めたいとは思わないわ。さぁ、わたしとともに、まいりましょう。」







ほのか「 やだよ。 わたしのママは、強かったのよ。あんたなんて、ママがいたら、一発で倒せるんだから。」







マール「あら? 私達 仲良くなれなさそうね。残念だわ。。 そうなの、、?笑 それじゃぁ、連れてきてみてよ。笑 あなたの『ママ』とやらを 笑」






ほのか「ママは今は違う世界にいるの! 名前は高美なつみ。
こっちの世界にいた時は、マリーっていう名前なんだよ。」








マールが、マリーの名前を耳にすると、
氷のような冷たい、冷酷な表情に 変わった。






マール「...マリー...... あっ、、、マリー..... マリー姫か.... そうか ...... お前は、あの時の紫色の髪の女の子供か....。」








マールは不気味に笑う
「ンフ..フフフフ.....」






マール「どうやら、やっと復讐のその時を迎えたようだ。サタン様が私の味方になってくれている」






マールは天を仰いで高笑いをする

「アーーーーッ ハハハハハハハ!!!!」









そしてマールはさらに冷たい眼差しになり、冷静に喋りだした。











マール「娘よ、聞かせてあげよう。お前の母に、昔 私の仲間は殺された。私の大事な仲間だった。この悲しみが分かるか? お前の母親は残酷な人間だ。」











マールは 鋭いナイフを ほのかの首にあてる




マール「こんな首は すぐに 掻っ切ってしまえばいい!




フッ ァハハハハハハハハハハハハハ!!!!」














ほのか「ママァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!泣」








マールが 【ここからは私が支配する世界が始まる】と確信を持ち、狂気に満ちた表情で、ナイフをほのかに向けて動かそうとした。
















その時、、、、






青色のドラゴンが高速の勢いで飛んできて、
しっぽでマールの手を
払いました!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!







バシッ!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!








マール「いたいっ!!!!!!!!!!!
あっ なにやつ?!?!?!」













マールが空を見上げると、、、








頭上を、四体の青色のドラゴンが、
強力な怒りに満ちたオーラを放ち、
悠然と飛び回っています。













そう。あの、、
















かつて、、










世界最強のデッドウォーカーと名戦を繰り広げ









倒し、勝利した











高度な戦術と飛行術、魔法を使いこなし、









国を救い、歴史を作ったあの救世主達、、









勇敢なる伝説のあの戦士達、、、、、、










そう、青色のドラゴン達です!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!













すかさずangが、ほのかだけをすくい上げて、背中に乗せます!!!





ほのか「angお兄ちゃん、、怖かったよ、、ありがとう」




ang「もう 大丈夫だよ。」








マール「来たな!!!!!!!!
薄ら汚いばけものが。
あ"ーーーーー、うっとおしい!!!!!!!!
図体ばかりデカい、このちょこざいが!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」







マールは、赤黒い光線を手から出し、ドラゴンに向かって、何発も放ちます!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!







四体は、素早くその光線をかわします!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!






ang「ほのかちゃん このバズーカー使って、マールの額に狙いを定めて打つんだ!!!!!」








ほのか「わかったよ!!!!やってみる!!!」








ほのかが狙いを定めて、バズーカーで打ちます!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!









ズドーーーーーーーーーーーーン!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!








しかし、外れます







マール「そのバズーカーを見ると、気分が悪い。
おまえもそのバズーカーも消えておしまい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」









ほのかのバズーカーを破壊しようと マールがangと背中に乗っているほのかに向かって光線を放ちます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!








angが上手に、光線を避けます!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!










ang「ほのかちゃん、もう一度だ!!!!!!」







ほのか「、、わかったよ汗!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!
やってみる!!!!!
!!!!!!!!!!!!!」











ほのかはもう一度狙いを定めて、











今度はしっかり、
落ち着いて、











呼吸を整えて、、











アチャクイちゃんと、練習したときのこと、、








思い出して、、、











ズドーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




ズドーーーーーーーーーン!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!











弾は マールの眉間に
命中した!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!















ギャアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーア!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!



苦シイイイイイイイイイイイイィィィィィィーー
ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!



やめてくれれれれれれれれれぇ~~~~~~~~
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!















マールの妖艶なみずみずしい全身の肌に、次々とヒビが入り、、、、、、、、
その自分自身の信じ難き変わりゆく姿を、信じたくないという表情で、
マールは見て、たじろき、恐れおののいて、
震え上がり、、




さびしそうに
つぶやきました
























「、、、、マール、、、消えちゃうよ、、」




















そうマールがつぶやいた声が聞こえ終わるか終わらない時に、、、






マールは粉々に砕け散った!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
















静まり返る一帯













































砕け散ったかけらの中から、一匹のコウモリがヨロヨロと地に横たわる。
















マールの正体が、
コウモリだったとは、、、











ほのかは息があがっていたが、最後の力を振り絞って、最後のトドメを刺そうと、バズーカーをマールに向けた。












「はぁ、はぁ、、、、ママを悪く言って許せない!!!!! お前は悪じゃん!!!!!!!
私がお前をやっつける!!!!!!!!!!!
!!!!!!」













その時、MR.Gが、




MR.G「 待って! 、、、ほのかちゃん、、、。 このコウモリ、ずっと孤独だったんだ。 だから、 友達が欲しくて、、、友達の作り方間違えちゃったんだ。 それでこんな悪いことしちゃったんだ。 だからもう許してあげよう。 」









少し後ろの方でR.Bも心配そうにみている。














ほのか「やだよ!!!!!!!!!!!!!
この妖魔はママを悪く言ったし、お兄ちゃん達も私から奪おうとしたんだよ!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなやつ、私が殺す!!!!!!!!!!!」












MR.G「ほのかちゃん、俺がこの妖魔を、このコウモリさんを、しっかり叱って、これからはいい子になるだよって正しいことを教えるから、許してあげて。ね。」













MR.Gの真剣な表情を見て、ほのかは、バズーカーを下ろした。


















MR.Gは、手のひらにそっとコウモリを乗せると、







MR.G「マール、もう大丈夫だ。もう寂しくないよ。俺もいるし仲間もいるから。 マリーも悪かったよ。 マリーを許してあげてね。しかし戦いの世界だ。私たちは戦いの時代にいた。いつかはどこかで、誰かが相手を許し受け入れなければ、戦いはずっと繰り返し続いてしまう。 ここで戦いを終わらせるために、マリーを許してあげてくれ。 間違っていた世界をみんなで正していこう。 マール、君ももう自分を責めなくて良いんだよ。」










MR.Gが話終えると、コウモリはMR.Gの手の中で、安心したように眠りについた。


























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瓶に閉じ込められていた王の魔法も溶け、、





王「息子達よ!! よくぞ!! 王国を守ってくれた!! 私はお前たちを信じていた!!!」




ほのか「おじいちゃん、その話し方だけど、、もう段々と 時代遅れだよ。」



王「そうか、、、ほのか」



ほのかと王が笑う。













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では、そろそろ皆、旅立ちの時じゃ。




青色ドラゴンが、澄み渡る青空の遠く向こうからヴォーーーーンと鳴きながら飛んできて、ほのかに近づく。








ほのか「 お別れは寂しいよ。いつも寂しい時はそばにいてくれたね、ありがとう。またきっと会えるよ。会いに来るね。」




青色ドラゴンが姿勢を低くして、ほのかの顔の近くまで近づく。ほのかが青色ドラゴンの頬にキスして、両手をめいいっぱい広げて、頬に抱きしめるようにして くっついた。









エンジン「ついに、2023年に帰るのかぁ。帰るとなると、なんとなくこっちにまだ居たいような気持ちだな」




ang「エンジンだけ残りますか?笑 」




エンジン「いや、、あっこちゃん むこうで待ってるから てへへ」




ヒーラー「エンジン様、お体にお気をつけて。またいつでもいらしてくださいね。私はいつでもあなたの味方なのです。」




エンジン「ヒーラーちゃん、ありがとう」




エンジンはヒーラーの頭をポンポンする。
ヒーラーは少し寂しそうに、でもエンジンとまた会えると信じて、羽をパタパタと嬉しそうに震わした。







R.B「帰ったら、まずは、博多明太おにぎりを。いや、梅干しだったな。まずは、駅ビルに向かわなければ!!」





王妃「あっら~ 、もうすぐマリーちゃんに会えるのね。ばぁーば、うれしい~」

王妃もなんだかウキウキしている。








王がジェンオールを呼ぶ。












王「ジェンオールよ。 命令を告げる。 王冠を引き継ぎたまえ。 今日からお前が王だ。おまえしかいない。あとは頼んだ。
わしはもう先は長くない、老い先短い。余生を愛する妻と娘のマリーと孫のほのかと息子達と一緒に過ごしたい。
きっとお前ならこの国を守り続け、繁栄させることが出来る男だと、私は確信している。ずっと今まで私の傍で、私に遣い、助けてくれありがとう。」









ジェンオールが驚き、王の前でひざまずき、頭を下げる。最敬礼する。







ジェ「王様、身に余る光栄です。
私の力では到底 この国を動かしていくことはできません。しかしあなたの意志を私は引き継ぎ致します。周りのバーバリアン、アチャクイ、ヒーラー、ラヴァ、ゴーレム、ホグライダー、ブヒブヒ、ベビドラ、、、、、みんなの協力の元、力を合わせて、この国をお守り申し上げます。 」

















王 「 ありがとう、 ジェンオール。 」










王は涙を流した。































そして、次々とみんなが城から飛び降りて
















最後
MR.Gは、胸元のポケットの中に 1羽のコウモリをそっと入れた。そして飛び降りた。






























「一緒に行こう。
ずっと一緒だ。」
















つづく
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