第30話 おまけ

文字数 707文字

妖魔「あなたがこの国でいちばん強い人なの?」

勇者「そうだ、我こそ、国一番の勇者、名は、パンツマニアだ!妖魔、お前をやっと この北の地で 見つけた。おまえを成敗する!」


妖魔「あらそう。 。 私今日は何色のパンツだと思う?」

勇者「えっ?! えっ?! 汗汗
戦闘集中力を欠くような なんて優れた質問をしてくるんだ汗」


妖魔「ちなみに、パンツは使用前、使用後とあるけれど、どっちがお好み?」



勇者「なぬぅ~?!?! 間髪入れずに、核心を突いてくる質問。。。 使用前....使用後.... そりゃぁやっぱりもちろん、、、。 いや待て、マズイ、そんなことを考えていては、、、焦」



一人で妄想してあわあわしている勇者。



そこに妖魔の赤紫ビームが放たれ、ぴょんと勇者に命中した。


勇者「あぁぁぁぁぁあ、、、、、やられた、、、、むねん、、、、」パタリ



ナレーション「国一番の勇者が倒され、王国の未来はどうなる?! 次週! お楽しみに!」



居間でTVアニメに集中してみているほのか。
なつみの声が他の部屋から聞こえてくる。


なつみ「ほのちゃーん、ちょっと弟と妹のオムツ変えるの手伝ってくれる~?」


ほのか「はーーい(なつみに聞こえるように大きめな声で) 。
パンツマニア弱いな、、はぁ」

テレビを消すほのか。
ほのかがおもむろに、ポケットの中から、何かを取りだして、手の中に握りしめて、そして棚の上に置いた。


隣のなつみと双子ちゃんのいる部屋へ行くほのか。



誰もいない 静かな居間。


家族や友達と撮った写真が並べられている棚のところに、フクローのしおりと、その横に青色のキラキラした硬いプラスチックの破片のようなものが、置かれていた。




〜完〜
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