第14話 月嶋君 消息を絶つ

文字数 1,292文字




月嶋くんがいない.. !!?







Mon城に みんな揃ってるのに
月嶋くんだけが 帰ってこない!!?






なんにも言わずに、いなくなってしまうなんて、、なにかあったのではないか?!
内藤くんも米澤くんも輪羽くんもほのかも皆、心配した。





王様「どうしたことか、、ワシが呼び出したから必ずこの世界にはいるはずなのじゃが..」




ジェンオール「おかしいです。かなり国中を探したのですが、いないのです どうしたのでしょう..何かあったのでしょうか..」




王様「心配じゃ、引き続き探せ」





ジェンオール「ははぁ。 王様、お城で収穫を祝う収穫祭もあと3日後です。準備は着々と進んでおります。 その時に もしかしたら MR.G様も現れるかもしれません。なにせ多くの民が集まりますので」




王様「分かった」




「MR.Gが現れ 揃った時、力を合わせて妖魔を打倒せるよう、今は他の息子達に 戦いの訓練を引き続きさせるのじゃ」




ジェンオール「御意」













───────────────


木々が腐りかけている森の 土から臭う腐敗臭が鼻につく 陽の光の届かない 万年雨雲のような漆黒の雲が覆い、人など住んでいるはずがない廃墟といえるその館に 住んでいた




「あぁ.. んあっ... いたぃ....昔の古傷が痛むわ..」




女は背中の右側に、傷がある
昔、戦いで敵に傷つけられた痕だ




仲間は皆殺しにされ
自分だけが残り
必ずや この思いを仲間の分まで
復讐すると
誓っていた





女の名は マールという。


月嶋「マールサマ オヨビニナリマシタカ」




マール「月嶋、、、この背中が雨の日は痛むの。
摩ってくれる?」

ちょっと甘えたようにマールは言う




「ハイ」




魔力にかかった「月嶋君」は、妖魔、マールの言いなりだ。


マール「んうん.. んうん.. すごく 気持ちいい、、痛みが和らいでいくわ。ありがとう。

それで あなたのお友達の話 聞かせてくれる、?」




月嶋「ハイ ナイトウクント ヨネザワクント ワウクンガイテ オレハ ヨネザワクント ジュクニイクタメ コンビニデ マチアワセヲ..」




マール「うん、そうなの。
その3人がお友達で、あなたがここにいることは3人とも知らなくて、でもそのぉ 米澤くんって子と待ち合わせしてたってことは、米澤くんはあなたのこと 待ってるし探してるかもしれないわね」




「ハイ」



マール「そのお友達にも王様が悪事を企てていることを教えてあげなきゃ。友達の身が危険にさらされているって。ねっ。」




「ハイ」






マール「まずは3人を探しましょうね」




「ハイ」





マール「見つかったら私のところまで連れてきて頂戴」





「ハイ」







マール「よく話のわかる良い子ね、......まさるくん。♡」

マールはずっと独りだったから、月島くんが良き話し相手になってくれるので嬉しくて、、マールの冷たく冷えきった心は、氷が溶けるように、少しだけ温かさを感じ閉ざしていた心の扉がが少しだけ 開いたようです。といっても 魔力によって 月嶋くんの意志などはないのですが、マールにとってみたら、そんなことは関係はなく、ただ自分の味方がいてくれるのが嬉しかった。





月嶋「オレ サガシテキマス トモダチヲ」











つづく
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