れっつ作戦会議
文字数 1,679文字
そこで
ええと、つまり。
キリエさんに恋をするようになって、キリエさんへご自分の恋愛小説 を渡 して告白したくなった、と……？
コリャー！ よしたまえよ！！ 改 めて言われるとこう、照 れてしまうから！！
本当に
ノリがそれじゃないぞ！？
とにかく、原稿 を上げるには取材 が不可欠 ！ キミたちにはその取材 に同行 してもらいたい――なぜならばワタシ単体 で声をかけると、怪 しまれて高確率 で通報 されるからなッハッハー！！
（怪 しいという自覚 がおありなのですね……）
（怪 しいという自覚 があるんだな……）
それでは僭越 ながら、キミたちに『コードネーム』を授 けさせていただこう！ これから共 に原稿 を乗 りこえる戦友 の証 さ！
ア……アキヒメ先生自 ら！？
それは驚 くべき名誉 なのでは……！？
アキヒメはふむ……、と顎 に指 を添 え数秒思案 したのち、凛 とした面持 ちで告 げた。
――ミリフィエールくんは『みりりん』、ヨダカくんは『よだっち』かな！！
正気か！！？
ヨダカ様、クールダウン！ クールダウンです！！
ミリフィエールは必死 にヨダカを窘 めた。なぜなら、アキヒメの瞳 には一点 の曇 りもなかったからだ。
？ どうせならカワイイほうがいいじゃないか？？ それとも一部 の若者 には絶大 な支持 のある『厨二病 』とやらっぽく――
それだけは！ お赦しねがいたい！！
（？？）
そうか、じゃあ決定だな！ ワタシのことは気軽 に『あっぴぃ』☆とでも呼 んでくれ！！
（これ以上ハードルを上げてくるのか！？ いや私はゆけないこともないが、ミリフィエールはマルケータの『マル』のときすら息絶 え絶 えだったぞ……。これは本格的 に断 って――）
ミリフィエールはかなり
はっ……はい！ よろしくお願いします、あっぴぃ！
！！
ハッハッハー、ノリのいいひとはすきだぞ！ よだっちも構 わないかな？
あ、ああ。というかもう呼 んでいるしな……
（ミリフィエール、貴方 は……変 わろうと、しているのだな――）
ではでは、れっつ
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