第10話
文字数 407文字
「あの……あれ…あの………なんか……家でよかなって……」
『彼氏?急に言われてもいきなり家賃1人は無理やしどれくらいで出る予定なん?』
「あぁ…うーん………1ヶ月……とか……?」
『それは無理やな。こっちの予定もあるし。一緒にいかんでも後からいったらいいやん』
「うん…まあ…そうなんやけど……」
『そもそも、学生なんやろ?卒業してからじゃあかんかったん?仕事まで変えろって言われてんねやろ?』
「あ、まあ…それは…まあ…遠くなるからって私を気遣ってくれたっていうか」
『ふーん……。まあ、なんでもいいけど、とりあえず1ヶ月じゃ無理やしもっと考えや。なんも言われへんからって流されすぎ』
その頃の私はモジモジ、ウジウジしていて中々意見を言えずにいた。
意見がない訳ではなく、言えずにいた。
後から後から頭の中に文字が降ってきて、こう言えばよかった、こう言いたかった、なんでこんなこと言われたんだろう…と思うけどその場では言えず………。
『彼氏?急に言われてもいきなり家賃1人は無理やしどれくらいで出る予定なん?』
「あぁ…うーん………1ヶ月……とか……?」
『それは無理やな。こっちの予定もあるし。一緒にいかんでも後からいったらいいやん』
「うん…まあ…そうなんやけど……」
『そもそも、学生なんやろ?卒業してからじゃあかんかったん?仕事まで変えろって言われてんねやろ?』
「あ、まあ…それは…まあ…遠くなるからって私を気遣ってくれたっていうか」
『ふーん……。まあ、なんでもいいけど、とりあえず1ヶ月じゃ無理やしもっと考えや。なんも言われへんからって流されすぎ』
その頃の私はモジモジ、ウジウジしていて中々意見を言えずにいた。
意見がない訳ではなく、言えずにいた。
後から後から頭の中に文字が降ってきて、こう言えばよかった、こう言いたかった、なんでこんなこと言われたんだろう…と思うけどその場では言えず………。