第128話

文字数 247文字

ケンカも増えていき、
何かの拍子に別れて生きたほうが楽と思うようになった。
彼には女として見られていて、夜の相手を頼まれることがあったが私はそれがとても苦痛だった。

私は母だから。あなたは父だから。そういう、男や女を出してほしくない、そういう目で見てほしくないと思うようになった。
父親らしいこともしないくせにそこだけ求めてくるな。と、夜は彼のご飯を用意して片付けたらできるだけ早くを布団に入って陽太と寝るようにした。それでも誘ってきたら陽太をすこし揺すって起こして、リビングであやすからと逃げていた。
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