第147話

文字数 312文字

私の頭の中は監視されてる、今逃げないと明日からもっと逃げられないという考えがグルグル回っていた。
だんだん鼓動が早くなってきて、とにかく逃げることを考えた。

リビングにある窓から小さな庭に出ることができた。その庭から駐車場に出て道路に出ることができる。そこからタクシーを拾って母が行っていた警察に行こうと思った。

タクシーはすぐに捕まるのだろうか…
リビングの窓を開けるときにお義母さんに見つからないだろうか…
外に出る前に陽太が泣かないだろうか…
もし、逃げるところを見られて捕まったらもう逃げられない。

ちゃんとできるだろうか…。

心臓も頭もバクバクだったけど、ここにいたらもう陽太と二人でどこかにでかけたりすることが出来ないと思った。
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