第137話

文字数 264文字

「今日は友達のところにでも泊まります。」と荷物をまとめていると、
『ふざけんな!!』と陽太を抱えて玄関を出ようとした。
陽太がかーちゃん!!!!と大きな声で泣きながらこっちに手を伸ばしていて私も必死に掴もうとしたが玄関を出てすぐ下が階段だった為、とにかく彼を刺激せず、「部屋に入って。陽太が泣いてる。」と伝えた。万が一そのまま走り出して階段を踏み外したら陽太が危険過ぎた。
彼もあまりの陽太の泣きっぷりに部屋に入ってきた。
部屋で陽太を下ろすとすぐに私のところへ来た。もう陽太を離せないと思い、とにかく抱っこしながら出ていく準備をした。
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