第51話 作 戦
文字数 1,161文字
~同日:異界対策 京儀都 支部から2km付近~
2台の電磁自動車 が異界対策 京儀都 支部を出発していた。
程なくして、倭儀警察 の電磁自動車 がその行く手を阻 む。
「倭儀警察 」と「異界対策特殊部隊 」が対峙 する。
ガッギィィィーーーーン
ギグが異界能 で伴洲 を隊員に変装させ、2人で逃走を図る。
2人はギグの異界能 で周囲の景色に擬態し追っ手をやり過ごす。
バッシャァァァーー
ギグの異界能 で創 った人型 が元の水に戻る。
~2時間前~
●虚無真
=ダンテの
自らの声(言葉)でイエスかノーで答えられる簡単な質問を対象者に認識させ、
対象者がノーに相当する答えや行動を起こそうとしたとき、
対象者に対してそのノーに相当する行動を強制することができる。
副作用として、使用者はその後の睡眠時間が長くなったり、場合によっては睡眠導入までの時間も早くなる。これは強制する行動の難易度や拘束時間等に大きく左右される。
(対象者にとって難しい行動を強制すると、使用者はすぐには眠くなりそして目が覚めにくい。)
同時に複数の発動は不可、使用者の疲労時は強制した行動が解除されやすくなる。
(
ダンテの異界能 がギグに発動し、ほぼ同時にダンテは眠りに落ちてしまう。
ギグを中心とした伴洲 救出作戦が開始されていた。