第2話 任 務
文字数 1,009文字
～翌日：教練学舎 真戒塾 ～
わざわざすまないね。
いえ・・・で、任務っていうのは？
ああ、実は・・・
これを見てほしい。
！！
我が校の護刀儀 、「十戒牙 」だ。
●護刀儀
＝各
●羽坐物
＝刀剣全般を一般的には「ケン」もしくは「ブレイド」と呼ぶが、
特にＣ級以上のグレードに分類される刀剣は
これって・・・
ヴェドム-ウィルスだ。
●ヴェドム-ウィルス
＝
金属から離れた状態では液状でキレイな銀色をしているが,
ひとたび寄生すると
無味無臭かつ人畜無害だが除去するためには特殊な溶剤を必要とし、
一流の
・・・
修復したいが知ってのとおり
一流の
その人物にこれを渡し、修復をお願いしたい。
どうしてオレに？
本来であればここの職員や卒業生 に頼むところなんだが、
率直にいって手が足りないのだ。
とはいえ、外部への依頼は情報漏洩の可能性もあって
モノは
この件は絶対に外部に漏れてはならない。
・・・
その点君は中途退学だ。
卒業こそしていないが、2年間の在学歴もあり校内の事情にもある程度精通している。
・・・
(そんなにオレのこと知らないだろ。)
履行期限は6か月でどうだろう。
もちろん、履行が難しい場合は延長もやぶさかではない。
成功報酬として500万ゼルを考えている。
！！
(500万ゼル！？)
●ゼル
＝
1ゼルは1円相当。
その他に必要経費として、週払いで5万ゼル。
(ってことは、１か月２０万ゼル！？)
さらに準備金として、１０万ゼルを前払いしよう。
！！
(
・・・少し考えさせてください。
