第17話 昔 話
文字数 1,113文字
～同日：東叡府 、高儀崎 の郊外～
交渉決裂でしたが、
この
売却の依頼主に電話したんだけど、使われてないんだ。
放っとけ、そんなモン。
どうせ、
本当に闇倭結社 なんですか？
ああ、少なくともあの落札者は
！！
何度か見た顔だ、間違いない。
●闇倭結社
＝
任務の内容により一時的に
３大勢力として、「
取り返しに来られたら厄介ですね。
なるべく目立たないように持たないと・・・
とりあえず、布でくるんで運ぶか。
売却した方が安心かもしれません。
～高儀崎 の宿泊先～
しかし、この機牙刃 、どうやって抜刀 するんだろう？
色々なボタンやらがついていますが、
背負った状態では物理的に1人で
２人以上で抜くか、
仮に１人で抜くにしてもその都度
ギグ、何か知ってるか？
いや。
この真紅創世記 は鞘 から引き抜けないことを差し引いても、
重量約4kg、長さ約170cm、幅約50cmの大剣である。
およそ
そうだ、ギグ、多羅尾塚船 って聞いたことないか？
！！
それはそうと、
オレたちの出身地だけど。
！！
そうなのか。
何かあるんですか？
あ、いや、その昔、佐儀渡 の外れに
！！
！！
ギグは、極稀 に角 のない嬰児 を忌み児 として川に流す風習があったと話す。
その際、現地で収穫される大型の果物に押し込んだとされる。
ププッ、
そ、その果物って・・・
ま、まさか・・・
クククッ・・・
「桃」だ。
・・・
