第40話 光
文字数 908文字
~同日:南叡府 、京儀都 ~
ドグォォー
再びクリュウズがギグの背後に瞬間移動し脇腹に拳を喰らわす。
ギュルルゥーー
そこの時間だけが巻き戻り、ギグの脇腹にクリュウズの2撃目がヒットする。
ドグォォー
すかさず武琉 は刀剣 で攻撃を繰り出すも、クリュウズは咄嗟 に避けて自陣へ戻る。
間髪入れず瞬間移動先の地面からクリュウズの腕が伸び、拳が
続けてギグがクリュウズに反撃、蹴 りがクリュウズの腕にヒットする。
ドガァッ
しかし、またしてもギグの攻撃直前まで時間が巻き戻り、攻撃自体が無かったことにされてしまう。
クリュウズは仲間の方へ駆け寄り、ルバをホーラへ手渡す。
突然、ギグの肩からクリュウズの拳が飛び出してくる。
ドッゴォォーー
クリュウズの拳がギグのこめかみ を捉える。
ギグは直前に、攻撃箇所付近に水を固めた「緩衝材」を作り衝撃を緩和していた。
しかし、倒れたギグは起き上がれない。
一方、ホーラの拳がルバを捉 えようとしている。
カッカアァァァッーーーー
その瞬間、銀色の強い光が辺りを包み込む。