第41話 記 憶
文字数 1,102文字
～同日：南叡府 、京儀都 ～
心配そうな顔でギグを見つめるルバの姿だけがそこにあった。
ルバ、無事だったか。
Ｚzzzz・・・
ギグは・・・眠ってるのか？
(闇刃結社 はどうした？)
Ｚzzzzzzzz・・・
(ルバは・・・聖獣 ？)
～２日後：京儀都 の宿泊先～
ギグ、これ好きでしょ、食べて行きなさい。
寂しくなったらまた来なさい。
ンシュウ・・・バンシュ・・・うゥ・・・
！！
うなされていたギグが目を覚ます。
(どうしてあんな夢を・・・)
ギグ、具合はどうだ？
！！
あァ・・・
大分うなされていたようですが。
きィ・・・
・・・そういえば、あの女、
「
|刀改師《コンバーター》の？それが何か？
いや、似た名前の知り合いを思い出しただけだ・・・気にするな。
気になるだろ、会いに行って見るか。
！！
いや、別にオレは・・・
そうですね、
それで元気が出るならいいかもしれませんね。
いや・・・本当にオレは・・・
遠慮すんなよ。
少しくらい遠くてもつき合いますよ。
・・・
えェェェーーーー！！
オレの故郷だ。
～同日：引き続き、京儀都 ～
・武琉 ･･･刀儀師証 なし
【？級
【Ａ級
【Ｂ級
・
【Ａ級
深夜2時から3時、そこの井戸 に飛び込むだけだ。
！！
●井戸
＝
本来、移動にいちばん適しているのは月闇蝕 の夜だ。
・・・
その日は界闇 がひと際大きく開き、苦しさも半減する。
！！
今「苦しさ」・・・って言ったか！？
水中で呼吸を止める程度だ。
今日なら15分くらいか。
！！
ムリです、ムリです。
ききィッ！！
つきあってくれるんだろ？
●界闇
＝異界と
外部から闇の中は一切
