第41話 ニュー盆踊り
文字数 1,034文字
近くの公園で盆踊りのヤグラが組まれていた。木のボードは、なにかと思ったら、祭りに寄付をした者の名を張り出すためのものだった。
行ってみよう、なんて思いながら終わってしまった。夜もまだ暑いし、寝るの早いし……
そういえば以前ボン・ジョヴィを調べたときに、あったのだ。
盆踊りが。
今回調べてみたらあの時よりもある。たくさんのニュー・盆踊りが。
平安時代中期に
その後、室町時代になると念仏から踊りに重きがおかれ、次第にお盆と結びつき、精霊を慰め送り出す行事「盆踊り」となったとされている。
変化があったのは江戸時代で、徐々に“娯楽化”し、男女の出会いの場となっていったようだ。
背景には「満月」が関係していたといわれている。盆踊りは旧暦の7月15日、満月の日に行われていた。当時は照明がなく、月明かりで気分が高揚し、異様な盛り上がりになったようだ。服装は軽装の「単衣の着物」だったという。
その後、風紀の乱れから取り締まりの対象となり、衰退していった。大正時代に再び娯楽として奨励され、次第に“町おこし”の意味合いも持つようになり、今に至っている。
(FNNプライムオンラインより)
30年以上も前の昭和歌謡だが、盆踊りの世界では今も人気のメロディー。舞踊の普及団体である日本民踊・新舞踊協会などの後押しで盆踊り用のCDが新発売されたこともあり、全国でこの曲が響いている。
盆踊り版「ダンシング・ヒーロー」は実は名古屋が発祥の地。曲がヒットしていた1986年、東海地区を中心に約2千人の踊りの師範を束ねる日本民踊研究会(名古屋市)の島田豊年・前会長が振りを付けたのが始まりという。
もともと海外ヒットのカバー曲だったのでまず外国人労働者の多かった岐阜県などに根付いた。名古屋市では一時途絶えたが、人気が周辺地域から逆流し定番になったという。さらに北海道や関東の一部にも飛び火した。
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