第8話 名言集
文字数 1,593文字
「どこかで読んだような、観たような……」
「こういうの、あったな。ほら、布施明と結婚した……」
「オリヴィア・ハッセー」
「なんとかストーリー」
「あれのオマージュだか、リスペクト作品」
「これは……このタイトル、野暮ったくない?」
「栗田君と芋山さん。ロミオとジュリエットみたいでいいじゃない」
名言集
[芋山さん編]
「ああ、栗田くん、栗田くん。どうしてあなたは栗田君なの?」
「私は芋山の名を捨てましょう」
「私の敵はあなたの名前」
「ああ、なにか別の名前にして」
「バラと呼ばれるあの花は、ほかの名前で呼ぼうとも、甘い香りは変わらない」
「栗田君、その名を捨てて。そんな名前はあなたじゃない」
「名前を捨てて私をとって」
「来て、やさしい夜。来て、すてきな黒い夜、私の栗田君をよこして」
[栗田君編]
「まことの美を見るのは初めてだ」
「向こうは東、とすれば芋山さんは太陽だ!」
「哲学で芋山さんが作れますか?」
「わが恋人に乾杯!」
「もしも あなたの愛が得られぬなら、いっそ命を終わらせるほうがましだ」
「恋は どんな危険もおかす」
【お題】 栗田君と芋山さん
ロミオとジュリエットより
ケリ-リン・ウィルソン-NHK交響楽団
【ロミオとジュリエット効果】
主に恋愛などにおいて、障害があった方が逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる心理現象を指す。
ウィリアム・シェイクスピアのロミオとジュリエットにちなんで命名された。
アメリカの心理学者リチャード・ドリスコールが、男女のカップルからの調査結果を元に命名した。
恋人同士の間に何らかの障害が存在する事で、かえってそれがふたりの気持ち(恋愛感情)を高めてしまう場合などが当てはまる。
例えば、恋人の親がその恋愛に反対し、ふたりの仲を引き裂こうとすると、逆にその恋人同士の感情が強まってしまう場合にいう。
西本智美-ブダペストフィルハーモニー
この作品でジュリエットを演じたオリヴィア・ハッセーとロミオを演じたレナード・ホワイティングが製作会社パラマウント・ピクチャーズを提訴した。
雑誌『ピープル』が入手した訴状によるとふたりは会社から性的嫌がらせ、詐欺、性的虐待を受け、故意に精神的苦痛を与えられたと主張している。
ふたりが虐待だと主張しているのはロミオとジュリエットのベッドシーン。
当時ハッセーは15歳、ホワイティングは16歳だったがハッセーの胸部、ホワイティングの臀部が裸で映っている。
ゼフィレッリ監督は当時
「この映画にヌードシーンはない」とふたりに伝え、ベッドシーンの撮影には肌色の下着を着用させると話していた。
しかし撮影最終日に
「ヌードがなければ映画は失敗する」
と言い出したという。
ふたりは監督が嘘をつき、自分たちの知らない間にヌードを撮影したと言っている。
ふたりのビジネスマネージャーも提訴後声明を発表。
「実際にはふたりが聞かされたのとは違うことが行われた」
「ふたりは監督を信頼していた。そのときふたりは16歳で俳優として監督の信頼に背かないよう、指示に従っていた。選択肢はなかった」
とコメントしている。
ふたりの弁護士も雑誌『バラエティ』に
未成年のヌード画像は不法であり展示されるべきではない」
と話している。
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