第39話 二七 過ぎし恋しきもの 枯れた葵 

文字数 233文字

□葵祭りで使用された枯れたる葵、華やかな祭りを思い出す。雛遊びの調度品も懐かしい。二藍、葡萄染めなどの布の切れ端が、押しへしゃがれて、本の中などにあったのを、見つけたとき、懐かしや。また、ちょうどあの頃、感動させられた人からの文を、雨など降り所在ない日に、さがし出した時、淡い思いが蘇る。去年の夏の扇。
※過去の楽しき懐かしい思い出、どんなことがあったのでしょうか。ひとそれぞれに楽しいひと時があり、瞬く間に過ぎ去っていく、思い出だけがいつまでも心に留まっている。
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