【審判の日4日前】心変わり
文字数 519文字
「ねね!また三澤隼人さんと食事しようよ!三澤さんを誘ってよ!ママ」
平林梨奈は、マンションに帰ると、仕事休みで部屋の掃除や洗濯をしていた母親の平林桜子にそう懇願した。
「ん?誘うのはいいけど、あんた、三澤君の事、動きが固いとか、つまらない人とか、ロボット人間とか、散々に言ってなかったっけ?
どうしたの?いきなり」
突如として実娘が三澤隼人に興味を示したことに若干驚き、桜子はその理由を梨奈に尋ねた。
「さっき、三澤さんに偶然ばったり会っちゃったんだけど、なんかやっぱり行動が固くて変なんだけど、それが面白いの!」
嬉々として梨奈が話した。
「・・・ふーん・・・あ、そう・・・」
桜子は梨奈に急かされつつ、特に断る理由もなかったので、三澤にLINEで連絡をした。三澤からはすぐに返信が来て、2、3通のメッセージのやりとりがあった後、明日の夕方、またあのレストランで三人で食事することに決まった。
「やった!ありがと!ママ!
お店ちゃんと予約しておいてね!」
その三澤と母親のLINEでのやりとりを喰い入るように横から見つめていた梨奈は、嬉々として言った。
「はいはい」
桜子は面倒そうな表情を浮かべつつ、内心、また三澤に会えることにまんざら悪い気はしていなかった。
平林梨奈は、マンションに帰ると、仕事休みで部屋の掃除や洗濯をしていた母親の平林桜子にそう懇願した。
「ん?誘うのはいいけど、あんた、三澤君の事、動きが固いとか、つまらない人とか、ロボット人間とか、散々に言ってなかったっけ?
どうしたの?いきなり」
突如として実娘が三澤隼人に興味を示したことに若干驚き、桜子はその理由を梨奈に尋ねた。
「さっき、三澤さんに偶然ばったり会っちゃったんだけど、なんかやっぱり行動が固くて変なんだけど、それが面白いの!」
嬉々として梨奈が話した。
「・・・ふーん・・・あ、そう・・・」
桜子は梨奈に急かされつつ、特に断る理由もなかったので、三澤にLINEで連絡をした。三澤からはすぐに返信が来て、2、3通のメッセージのやりとりがあった後、明日の夕方、またあのレストランで三人で食事することに決まった。
「やった!ありがと!ママ!
お店ちゃんと予約しておいてね!」
その三澤と母親のLINEでのやりとりを喰い入るように横から見つめていた梨奈は、嬉々として言った。
「はいはい」
桜子は面倒そうな表情を浮かべつつ、内心、また三澤に会えることにまんざら悪い気はしていなかった。