すったもんだ（２０２４．８．１９）

文字数 224文字

生きていれば
すったもんだはあたりまえ

好きだの嫌いだの
生きるだの死ぬだの
だの、だの、だの

お手上げになって
もう終わりだと思っても
気づけば嵐は通り過ぎている

いったい
何を騒いでいたのか？
とぽっかりと穴が空く

その穴だって
いつの間にか埋まってしまう

時間が情に流されず流れるから
僕らは救われるのだ

忘れてしまいたいすったもんだが
懐かしいすったもんだになるなんて
夢にも思わなかったけれど
懐かしいと思える日がくる

僕は
生きてきた
僕は
生きていく

すったもんだを
繰り返しながら

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