眠れない夜の詩集(2024.7.8)

文字数 201文字

眠くて
欠伸ばかり
している

けれど
ベッドに
入ると
欠伸が止まる

眠いのも
眠れないのも
僕なのだ

体と
心の
すれ違い

疲れ
より
悩み

ぐるぐると
心配が
渦巻いて
寝ている場合じゃないだろう
と急き立てる

考えすぎて
疲れているのだから
少しでも
休んだ方がいいよ

両者の
意見は
噛み合わない

そんな夜中に
読む詩集は
気分を高揚させる
ではなく
気分を落ち着かせる

ふたたび
欠伸が続く

良い詩は
睡眠へと
誘ってくれる
良薬なのです

いつか
そんな詩集を
僕も編みたい
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