無鉄砲(2024.8.31)
文字数 214文字
その昔、無鉄砲に輝いていた頃の僕は
どこへ消えてしまったのだろう
圧し潰され
見えない拳で殴られ
血が流れても
笑いながら頭を下げる
馬鹿じゃないかと思う
いや、違う
馬鹿だと思う
毎朝が虚しい日々を
生きている現実を
変える勇気もなければ
壊す覚悟もない
ボロボロになっていく自分を
他人のふりして見捨てる
今更なにを守るのか
今更なにを怖れるのか
後半のキックオフは
とっくに始まっている
残り時間を指折り数えて
無鉄砲な輝きを取り戻したいなら
ほんとうの馬鹿になれ
どこへ消えてしまったのだろう
圧し潰され
見えない拳で殴られ
血が流れても
笑いながら頭を下げる
馬鹿じゃないかと思う
いや、違う
馬鹿だと思う
毎朝が虚しい日々を
生きている現実を
変える勇気もなければ
壊す覚悟もない
ボロボロになっていく自分を
他人のふりして見捨てる
今更なにを守るのか
今更なにを怖れるのか
後半のキックオフは
とっくに始まっている
残り時間を指折り数えて
無鉄砲な輝きを取り戻したいなら
ほんとうの馬鹿になれ