いつもいつも(2024.7.1)
文字数 239文字
いつもより
少し早く家を出て
いつもより
一本早い電車に乗った
いつもの乗客はおらず
いつもの立ち位置は埋まっていた
いつもと違う場所に立ったが
向きが同じだから
風景は変わらない
いつもも
知らない人ばかりだが
いつもは
同じ顔ぶれだから
安心感がある
いつもと
違う顔ばかりだと
いつもより
緊張している
あっ
いつもの
大きな大木が見える
小さな神社に
堂々とした神木
僕は
この樹が見たくて
いつも
同じ向きに立つのだ
いつも
いつもの積み重ね
少しはみ出してみても
いつもを探してしまう
そろそろ
引っ越そうか
そんな気がした
七月一日
少し早く家を出て
いつもより
一本早い電車に乗った
いつもの乗客はおらず
いつもの立ち位置は埋まっていた
いつもと違う場所に立ったが
向きが同じだから
風景は変わらない
いつもも
知らない人ばかりだが
いつもは
同じ顔ぶれだから
安心感がある
いつもと
違う顔ばかりだと
いつもより
緊張している
あっ
いつもの
大きな大木が見える
小さな神社に
堂々とした神木
僕は
この樹が見たくて
いつも
同じ向きに立つのだ
いつも
いつもの積み重ね
少しはみ出してみても
いつもを探してしまう
そろそろ
引っ越そうか
そんな気がした
七月一日