心のナイフ(2024.6.11)
文字数 326文字
苛々させる
ことに長けている人は
きっと 僕が
苛々していることを楽しんでいる
不親切な話し方
余計な一言
いけずな沈黙
蔑んだ視線
声を聞くのも
顔を見るのも
会話するのも
耐えられない
時間の無駄だ
酒の量が増えた
食欲がない
夢にまで現れる
もはや
同じ「人」とは
思えない
斬って
捨てて
吐いて
捨てる
書かなければ
爆発してしまう
書かなければ
何をしでかすか分からない
苛々させることに
長けている人は
きっと 僕が
殺意を抱いていることを知っている
どうせ できないんでしょ
やれるものならやってみたら
内ポケットから
ナイフを取り出して
ニヤリと笑った目を
突き刺す
イメージトレーニングは
十分に積んだ
あとは
その時を
待つだけ
でも
僕が
加害者で
奴が
被害者になる
のは納得できない
それが
最後の砦
その先は
知りたくもない
ことに長けている人は
きっと 僕が
苛々していることを楽しんでいる
不親切な話し方
余計な一言
いけずな沈黙
蔑んだ視線
声を聞くのも
顔を見るのも
会話するのも
耐えられない
時間の無駄だ
酒の量が増えた
食欲がない
夢にまで現れる
もはや
同じ「人」とは
思えない
斬って
捨てて
吐いて
捨てる
書かなければ
爆発してしまう
書かなければ
何をしでかすか分からない
苛々させることに
長けている人は
きっと 僕が
殺意を抱いていることを知っている
どうせ できないんでしょ
やれるものならやってみたら
内ポケットから
ナイフを取り出して
ニヤリと笑った目を
突き刺す
イメージトレーニングは
十分に積んだ
あとは
その時を
待つだけ
でも
僕が
加害者で
奴が
被害者になる
のは納得できない
それが
最後の砦
その先は
知りたくもない