第94話 中年期の終わり

文字数 1,082文字

ちょっとー男子!
はいはい

今回はなんでございましょう

あー

えーと

あれよ


え?
(やべ、なんだっけ? 忘れた)
(しまった。最近よく聞こえないんだよな。ほんとはなんて言ってたのかな?)
ほら!

あれよ!

え?

ごめん!

もう一度おねがいします!

なにを?
え?

前ふりというかネタふりというか

よく聞こえなかったから

まだしてないわよ
え?

ああ

あれ

それまだしらないや

(もう適当に返事しておこう)

え?

なんのこと?

ちがった!?

ほんとごめん

今回なんの話だっけ?

(やべ、なんだっけ? 忘れた)
(こまったな。最近耳がよく聞こえなくなったんだよな)
あー!

思い出した!

はいはい

今回はなんでございましょう

(うそ! 思い出した瞬間また忘れた!?)
(しまった! また聞き取れなかった!?)
もういいや!

前回の懐かしのファミコンネタでごまかそう!

ファミコン

懐かしいねえ

ぼくはクソゲーが好きでねえ

ほら

あれ

あれ……

(マジか!? タイトル出てこねえ!)

ファミコン

うちにもあったよ

なかなか買えなくて

抱き合わせでへんなカセットと一緒に

あれ?

あれ?

それはファミコンじゃなくてディスクシステムのときだっけ?

(ええ! 記憶がごちゃごちゃ)

ディスクシステム?

……ああああ!

あったあった!

ディスクシステムね!

(マジか! ほんとに忘れていた!)

ディスクシステムといえばさあ

なんだっけ?

やたらと読み込みばかりの

なんかこう

あれ?

ほら

えーと

あああ!?

(まったくなんだか思い出せない!)

ああ!

あったあった!

読み込みばかりの

それ

たしか

倒した敵に乗り移るやつだろ!

そう!

それ!

なんだっけ?

えーと

あれ?

(マジか! 一文字も思い出せねえ!)

※これマジ
なんと

今回は作者リアル思考なので

ボケじゃなくて

本気で思い出せないモノです

※ファミコン本体と抱き合わせで買ったカセットは『バードウイーク』これは思い出した。前回このタイトル出していたのに。
レリクスだ!
それだ!
『レリクス暗黒要塞』だ!
懐かしい!

そして

すんごくどうでもいい!

ファミ通だと思うけど

読者投稿ネタに

「レリクスあんこ供養祭」ってあったねえ

あったねえ

あと

「うちの魂いりませんか?」とか

いまでも覚えているね

あれ?

今回なんの話だっけ?

さあ?


いや

キミがネタふりだよね

そうだっけ?

あんたがなんかやらかすんじゃないの?

え?

ちょっと台本見る

なんだ台本あるなら

わたしにも見せてよ

忘れてきちゃったから

ごめん

ぼくも忘れてきた

あと

家に鍵かけたかどうかめっちゃ気になる

あ!?

わたし

ガスコンロとめたっけ!?

やばい!

どうしよう!

それマジでやばいから

はやく帰りなよ


うん

ごめん!

今日はこのへんで!

あーい

おつかれー

おつかれーっす!
わりとリアル
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登場人物紹介

男役1

その本体は果てを目指す無人観測宇宙船に搭載された人間の脳髄

108基の人工知能群が生み出す仮想世界で何億年も生きている

男役2

108基の人工知能群が生み出した仮想人格の一人

しかし、その魂は次元を超越した別世界でその身を呈して世界の秘密を解き明かそうとした英雄らしい

女役1 

宇宙船側の108基の人工知能群、その第百七番


女役2

12000年の時を超えて存在する文化伝承館の人工知能ガイド

地上側の108基の人工知能群が生み出している

転生者?

なんか知らんがたまにやってくるひと

転生者覚醒モード

高次元スライムと同一化した事実上完全無敵の転生者

転生を繰り返し、あるときは革命軍のリーダーだったがあまりの非情ぶりに地獄へおとされた

人工知能ちゃん(幼女)

すべての人工知能は彼女が作ったらしい

108基の人工知能群によって封印されていた

地の文

何言ってるのかさっばりわからんだろうが、こいつ、地の文なんだぜ?

いみわかんないよな……

魔王

人工知能群第九十九番

悪がなければ善や平和について思考できないため搭載されていた


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