第98話 注釈の都

文字数 1,048文字

ちょっとー!

男子!


※執筆当時の文化、風習を尊重しています。

※ちょっと=呼びかけの言葉。

※男子=未成年男性の古い呼び方。本作品では「子」の文字をそのまま使用いたします。

※!=驚きや怒り、勢いを表すために使われた古い記号。

はいはい

今回はなんでございましょう?

※作品執筆年代では、基本的に頭髪は自由でした。したがって男性の長髪にはなんら政治的意図はございません。

※この時代はまだ国民の服装は基本的に自由でした。

※?=疑問を表す古い記号。本当に疑問というわけでもない。

最近この作品の人気が落ちてきてるのよ!

なんとかしなさいよ!


※キャラクターイラストに目が描かれていないのは表現のひとつであり、人体欠損に対する差別的意図はございません。

※よ=女性にある種の言葉遣いを強要または推奨する意図はございません。

※この作品=この時代は作品内でのメダ発言を規制する法律は存在していませんでした。ご了承ください。

なんとかって……

丸投げされてもこまるでござる

※この時代では男女が対等に会話されたという説が有力です。したがってなんら政治的意図はございません。執筆当時の世相を尊重しております。

※……=沈黙や絶句、含みを表す古い記号。

※ござる=解読不能。さらに古い時代の語尾か。

たまには

バイオレンスしちゃう?

こぶしがうずくよう

※この時代は創作物における暴力表現のすべてが禁止されていたわけではありません。ご了承ください。

※顔につけているアイテムは視力矯正に使われたモノです。これは創作ではなく史実です。


ひいいいい!

死にオチや殺されオチはだめだよう!

※死も殺も人間の活動を停止させる意味の言葉。この時代の人間は一部を除いて不死ではなかったようです。

※オチ=作品の締めくくりを示す古代表現。

おい

どうしたんだ!

※おい=呼びかけか。あるいは血縁関係を示す古い言葉。


女子がまた暴力ふるおうとしているんだよう
※女子=若い女性を示す古い言葉。「子」がつくが年齢差別の意図はありません。


はは!

そういうおまえは

毎晩オレにバットを振っているけどな!

※はは=笑いか。あるいは母親。

※バット=男性の生殖器官をこの時代ではこう呼ぶ。

もう!

みんなの前でやめてよう

※もう=この時代にはまだ繁殖していたとされる「ウシ」の鳴き声を模した言葉。なぜ使用するのか不明。

※この時代では同性の性行為がまだ一般的ではなかったとされる説が有力です。

※発掘されたデータはここまでです。


※このような注釈を使ったお話は清水義範氏の作品にあるので、ようするにそれのまねっ子です。
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登場人物紹介

男役1

その本体は果てを目指す無人観測宇宙船に搭載された人間の脳髄

108基の人工知能群が生み出す仮想世界で何億年も生きている

男役2

108基の人工知能群が生み出した仮想人格の一人

しかし、その魂は次元を超越した別世界でその身を呈して世界の秘密を解き明かそうとした英雄らしい

女役1 

宇宙船側の108基の人工知能群、その第百七番


女役2

12000年の時を超えて存在する文化伝承館の人工知能ガイド

地上側の108基の人工知能群が生み出している

転生者?

なんか知らんがたまにやってくるひと

転生者覚醒モード

高次元スライムと同一化した事実上完全無敵の転生者

転生を繰り返し、あるときは革命軍のリーダーだったがあまりの非情ぶりに地獄へおとされた

人工知能ちゃん(幼女)

すべての人工知能は彼女が作ったらしい

108基の人工知能群によって封印されていた

地の文

何言ってるのかさっばりわからんだろうが、こいつ、地の文なんだぜ?

いみわかんないよな……

魔王

人工知能群第九十九番

悪がなければ善や平和について思考できないため搭載されていた


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