第104話 アイダガギオギオ娘
文字数 962文字
大丈夫
2018年のいま
知らない単語はみんな検索してくれる
われわれが説明する必要はないのだよ
きさまは!
目の前に!
アイダガギオギオ娘がいるのに!
萌えないのか!
そんな!
無茶ぶりにもほどがある!
そもそも
アイダガギオギオってなに!?
アイダガギオギオはメラネシアの妖怪というか魔物というか
そんなかんじの存在だよう
そうだ!
わたしはいま流行りの!
モンスター娘だ!
萌えるしかないだろ!
読者に媚びてるんだ!
モンスター娘って
もっとこう
ケンタウロスとか
ハーピーとか
ラミアとか
うるせえ!
アイダガギオギオが
いちばん
萌えるんだよ!
萌えろ!
槍投げるぞ!
アイダガギオギオは
たくさんの槍を持っているんだよ
おそろしいよう
おとめが!
こんな恥ずかしいかっこしてるのに!
萌えろ!
どうだ!
エロいだろ!
イラスト映えしてるだろ!
アイダガギオギオは
全身を木の葉で覆ってるんだよう
えっちだよね
おおう……
みえる……
ぼくの心眼(えろ)が……
木の葉で局部を隠した……
アイダガギオギオ娘を……
アイダガギオギオ娘
おまえはこのおれ
ワイナモイネン娘が倒す!
なんてこと!
わたしの槍は!
男子の槍に劣るというの!?
今回は
オレはワイナモイネン娘だ
性別を気にする必要も問題もない
おのれ!
この屈辱!
けっして忘れぬぞ!
はははははは!
こうしてアイダガギオギオ娘は去った。
しかし、世界の妖怪100話にはまだまだたくさんの妖怪がいる!
次に現れるのは何娘か!
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)