第29話 あなたの(2章最終話)

文字数 7,268文字

「終わったんだな……」

 夜空に架かっていた虹は光を一粒たりとも残すことなく、主の元へ消えて行った。この世のものとは思えないほど美しい光景に、俺は涙し、熱くなる鼻をすすった。

 一生忘れられない出来事がまた一つ増えた。あの輝きは、とある遠征の夜に見た、川の畔の天女の姿と並んで脳内に焼き付いたことだろう。そろそろ帰らなければと動き出そうとした時、その異変は訪れた。

「うっ!?

「ルミー!?

 突然右手に、包丁を突き立てたような痛みが苛む。神経を直接貫くような異質さ。思わず手の甲を抑え、冷たい地面に顔を埋めた。深緑色の髪の下にどっと汗が滲む。しばらくすると痛みが収まってきて、抑えていた左手をどけると、そこには見覚えのある黄色い線が引かれていた。

「“魔女の痣”が、増えてる……!?

 元あった二本の角のような痣に重なる形で、鳥の翼を模したような線が残っている。これはルルー・ジュンシュにあったはずの痣だ。

「一体どういう理屈なんだ。何でこんなものが俺に……?」

「そう言えば、ドゥーマと戦った後の君は右手を失っていたね。本来ならば、元々の痣も同じように刻まれるものだったのかもしれない」

 シュリの言う通り、元々あった二本角の痣はマイが治してくれた腕に残っていたものだ。確かにおかしいとは思っていた。何せ呪術で治療する際に使った“再生の呪い”は、壊れた部位の時間を巻き戻す力である。治す以前に付いていた訳では無いのに、その道理を破って刻まれているのは本来あり得ないはずだからだ。

「“魔女”の謎は残るばかり、ってことか……」

 今回の件まで楽観視していたが、いずれこの謎を解き明かさなければ、今回以上の災厄が訪れてしまうかもしれない。ルルー・ジュンシュのように“魔女の痣”を狙っている人間も居るなら、大切な人たちを巻き込まないためにも情報は常に探った方が良さそうだ。

 痛みは嘘だったかのように消え去った。俺は心配するシュリに向かって大丈夫なことを伝えると、息切れた体を支えてもらう。空にはとうとう朝日が昇っていた。俺たちの作戦にどれくらいの時間がかかっていたのかは定かではないが、もしかしたらもう一度見ることも叶わなかった景色だと思うと神々しさすら感じる。今日は天に目を奪われてばかりだ。

「支援者。フレイミア」

 野太い声が俺たちを呼んだ。珍しく張り詰めていない声音を聞いて、俺は安堵に混じる驚きで応じた。

「ガルシアン!」

 いつの間にか、青髪の騎士が立ち上がっていた。余裕のありそうな顔で大きな図体が近寄ってくるので、俺はシュリとともに駆け寄った。やはり奪われた魂たちは“身代わりの呪い”を解くことができたのだろう。しかし安心し切るには些か情報が足りなさ過ぎた。

「大丈夫なのか!?

「ああ。僅かの間だが、奴と感覚を共有しているようだった。随分と気持ち悪い体験をさせられたものだ」

 ひとまずの無事を確認すると、今度はガルシアンの方から尋ねてきた。

「今度こそ、終わったのだな」

「ああ。あいつは間違いなく倒したよ」

「……そうか」

 彼はおもむろに朝日を睨みつけた。その横顔は隠し切れないくらい笑っている。俺は自信を持って、任された分の仕事はできたと言えよう。その様子を見ていたシュリが言った。

「ルミー。ガルシアン殿が戻ってこられたということは……」

 俺はシュリと同じ想像を働かせていた。ガルシアンだけを見れば、魂たちは元の場所へ還ったと思って良いはずだ。ただし彼の場合は、魂を奪われていた時間が非常に短い。王都に居るマイや騎士たちが全員無事だと言い切れる確証はまだ無かった。

「早くルディナに戻ろう。みんなも目覚めているかもしれない」

 慌てるように動き出そうとしたが、すぐに膝が笑った。シュリに肩を貸してもらっていたおかげで転倒は免れたものの、歩くことも叶わない。

「その体でまともに動ける訳がなかろう」

 ガルシアンは見慣れた呆れ顔をしていた。それでも一秒でも待っていられない俺を見かねて言う。

「フレイミア。先にこの男を運んでやれ。貴様ならすぐに王都へ着けるだろう」

「い、良いのか? あんたも【青の騎士団】の人たちに早く会いたいのに、俺だけ抜け駆けして」

「俺にはクリュウが居る。これ以上、貴様を乗せて足に負担をかけさせたくないんでな。後から戻る」

 飼い主の言葉にバツが悪くなる。クリュウも間違いなく、この戦いの功労者の一人だ。本来はガルシアンを運ぶ役割しかなかったはずなのに、あろうことか命懸けのレースに付き合わせてしまった。誇り高い白馬もまた、鼻を鳴らして主人に同調している。

「ごめんな、クリュウ……あれ。何でガルシアンが知っているんだ?」

 俺がクリュウを頼った時、ガルシアンは魂を奪われて意識を失っていたはずだ。その疑問には他ならぬガルシアンが答える。

「奴と感覚を共有させられたと言っただろう。視界はかなりボヤけていたが、追いかけられる貴様がクリュウを走らせる姿を見たのだ」

「そ、そうだったのか」

 つまり崖を下らせてしまったことはバレていないらしい。もっとも、恨みがましげなクリュウの目を見ると、いつかは主人にも伝わってしまいそうだ。ガルシアンは見透かしたような山吹色の目で、深い溜め息を吐いた。

「文句は今度にしてやる。貴様には、一刻も早く会うべき者が居るだろう」

 俺は「ああ」と強く頷く。シュリに背負われ、しばしの別れを告げるために首を曲げた。

「ありがとうな、ガルシアン。それにクリュウも。みんなが居なかったら、奴には勝てなかった」

「礼は返さんぞ。さっさと行け」

 最後まで言葉を素直に聞き入れない性分は変わっていなかった。しかし、俺たちの間にあったこの渓谷のような溝にも、今は細い橋の一本くらいは架かっている。ガルシアンに背を向けると、すぐ近くから愉快そうな声がした。

「さあ、ルミー。揺れるけど、我慢しなよ」

「お、お手柔らかに」

 シュリはとてつもない跳躍で渓谷を飛び出した。明らかにスラム街で助けられた時よりも勢いがある。真下には森と二つの絶壁。間に流れるせせらぎは聞こえなくなった。情けない支援者の叫び声を、呆れ顔を作る青髪の騎士団長が笑っていた気がした。



 シュリいわく丁寧な運搬で、信じられないほど早く王都に到着した。朝日に起こされて商いの準備を始める人や、洗濯をする人。こうして見ると、王都に住む人間も、離れた街に住む人間も大して変わらない。そこには確かに、ルディナ王国の平和な日常が広がっていた。

 体の傷に加え、三半規管すらズタボロにされそうになりながらも、俺たちは病院の屋根に降り立つ。騒がしさは少し遠くからでも聞こえていた。魂を奪われた騎士たちが既に起き上がっている。病院に数日前の静けさはなく、家族の無事を喜ぶ者や、仲間と肩を組んで泣き合う者たちの姿が見えた。

「彼らが目覚めて、すぐに大騒ぎになったようだね」

 希望に胸が踊る。彼らが目覚めたのならばマイも起きている可能性が高い。俺は見える景色の端から端までくまなく探したが、結局、外に彼女は居なかった。まだ病室に居るのだろうか。

「おい! 英雄たちの帰還だぞ!」

 病院の中に入ろうと入口の前に降りた時、誰かのそんな一言を合図にして、意識を失っていた騎士たちがわらわらと寄り集まって来た。どうやらガルシアン同様、大きな不調をきたしてはいないらしい。騎士らしからぬ騒々しさに、シュリはやや呆れ気味になった。

「病院だから、できるだけ穏便にしたかったんだけどね」

 やれ感謝を伝えたいだの、やれあの時は悪かっただのと十人十色の台詞が飛んでくるが、そんなことは二の次三の次にさせて欲しかった。

「ちょ、ちょっと! 通してください! 俺には会うべき人が……」

 声が声に押し潰される中、隣に居たシュリが大きく息を吸った。凛々しい“英雄”の顔を作り上げて声を響かせる。

「ガルシアン殿からの伝言を申し上げる!」

 その名前が出た瞬間、浮かれ気分だった【青の騎士団】全員が身を引き締めた。まるで鬼の形相をした本人が現れたみたいな雰囲気になり、黒髪の騎士の言葉を待つ。シュリは彼らが固まったのを見ると、俺にいつも通りの柔和な微笑みを向けた。

「ルミー。ここは任せて行っておいで」

「あ、ありがとう。伝言なんてあったんだな」

 尋ねると、彼は整った顔を近づけ、耳打ちで悪戯っぽく教えてくれる。

「でっち上げさ。内容は、そうだな……貴方がたの騎士団殿を盛大に迎えるように、とでもしておくよ」

「そりゃ良いな」

 最大限の肯定を示したら、入口の扉を開いた。俺はこの戦いの中でできた友人に向き直って言う。

「また後で」

「ああ。また、ね」

 シュリは心底嬉しそうに黒髪の後ろ姿を向けた。頼りある背中ははっきりと見えるようになり、いつか隣に立ちたいと思っていた場所がずっと近くにあることを再認する。きっと遠からず、俺たちは巡り合う――そんな未来を予感しながら、外の喧騒と隔絶された静かな病院へと入って行った。


 向かう扉へは一直線だった。奪われていた八十以上の魂の中で、俺が最も取り戻したかった命の元へ。途中で何人かの視線がこちらを二、三度、振り返った瞬間があったような気もするが、そんなことは気にもならなかった。

 俺は冷たいドアノブに手をかけ、動きを止めた。

 静寂が妙に緊張を掻き立てる。もし、マイの魂が取り戻せていなかったら。騎士たちの喜びようから大多数の人間が解放されたことは間違いないが、新たな被害が生まれていないとも限らない。あの芸術家が何かの拍子に奪った魂を取り落としでもしていたら、実験に使ったりでもしていたら。嫌な想像だけが頭を巡り、雨のように殴りつけてくる。

「……頼む」

 この世に神が居るのなら、俺を身代わりにしてでも彼女を助けて欲しい。これ以上、過酷な運命を使ってマイを弄ぶことがないように。

 全身の痛みも忘れるくらい、ゆっくりと扉を開いた。きぃ、と鳴った視界の先は、溢れんばかりの朝日で埋め尽くされる。眩しさに思わず塞いだ目蓋を徐々に上げて、その部屋の窓際を見遣った。


 そよ風が薄いレースのカーテンをはためかせた。花瓶に植えられていた八重の花から赤い花弁がひらりと舞って、一枚だけ白い布団の上に落ちる。それを白魚のような手が拾い上げた。花弁と同じ色をした髪が風を受け、首の辺りで毛先を遊ばせている。窓の外へ憂い顔を向けていた少女は、ベッドに身を起こしたまま、こちらを見た。

 ――何度も焦がれた、あの青藍の瞳で。

「マイ」

 夢ではない。彼女は確かに自らの意思で体を起こしており、魂がそこにあることを証明している。目頭に感じた熱で、視界がぼやけるのを感じた。たった十日間の空白のはずなのに、こんなにも愛おしい気持ちが溢れてくる。

 青い瞳は大きく見開かれ、慌てるようにベッドから飛び起きた。そして視界を整える暇もなく、胸に少女の頭がぶつかる衝撃が訪れる。

「ま、マイ……!?

 急に抱きつかれて心臓が跳ね上がった。俺は腕を軽く上げたまま動けなくなってしまう。マイは何も発することなく、ただそのままの姿勢で、ぎゅっと俺の体を締め続ける。やがて噛み締めるような声でポツポツと言った。

「生きてる……良かった……生きてるっ……!」

 どうやらマイは俺の心音を聞いていたようだった。えずきながら離れない彼女の背に恐る恐る触れたら、彼女は僅かに肩を震わせながらも、さらに身を寄せる。冷たさの無い確かな鼓動がしっかりと聞こえた。

「戻ってきてくれて良かった。どこか、悪いところとか……」

「馬鹿っ」

 心配しようとした俺が口を開いたら、突然マイが顔を上げて言う。すごく近いし、マイの口からは滅多に聞くことのない罵倒だった。思わず聞き間違いを疑ってオウム返しで尋ねてしまう。

「ば、ばか?」

「そうです! 馬鹿です! 店主さんは大馬鹿です!」

 どうやら何一つ間違っていなかったようで、おまけに馬鹿の度合いが酷くなった。彼女は溢れんばかりに涙を溜めていて、俺が言葉を挟む余地なんて与えてくれない。

「なんであんな無茶するんですか! 周りの人がどれだけ心配になるかわかってるんですか!?

「わかってる、つもりだけど……」

「いいえ! 絶対にわかっていません!」

 少女は枯れた喉で決めつけて、両腕で俺を突き飛ばした。しかし突き飛ばすと言うにはあまりも優しくて、すぐにマイの真に迫る声が、俺の図星をぶん殴って訪れた衝撃だと気づく。

「店主さんは弱っちくて、お人好しで、いつも大変なことに首を突っ込んで! 自分ばかりボロボロになるのに、それなのに『大丈夫』ばかり言って、無茶して!」

 今まで聞いた中で一番叫び混じりの声を飛ばして、彼女は捲し立てた。ぐうの音も出ない真実ばかりでもちろん言い返す言葉なんて見当たらない。

「私みたいな馬鹿な人間を、助けてくれるくらい優しくて……」

 そして、消えてしまいそうな程か細い声で、流れ星に唱えるよりもずっと弱々しく願った。

「もう、傷つかないで欲しいよぉ」

 マイは全てを吐き出すと、とうとう涙腺を決壊させてしまった。彼女が人目を憚らずに泣きじゃくるところなんて、一度しか見たことがない。それほどまでにマイを心配させてしまっていたのだ。俺は無造作に顔を拭う手の片方を掴み、濡れた手の甲を両手で覆った。

「心配かけてごめん。ちゃんと居るよ。俺もマイも、ちゃんと生きて、ここに居る」

「はいっ……!」

 俺は震える赤い髪をゆっくりと撫で続けた。そよ風に揺れる病室の中で、取り戻した幸福を確かめるように。窓の外が喧騒を取り戻すまで、俺たちは離れることはなかった。



 その後、俺は偶然にも部屋を訪れた看護士に全身の生傷を見られ、叫び声を上げられながら重傷者として治療を受けた。さっきまでベッドに居たはずのマイと立場が完全に逆転し、抉られた左腕や脇腹、刺し傷のある背中を包帯だらけにされて横たわった。

 どっと疲労が溢れ出て、病室から見える景色をぼんやり眺めていると、そこでは大歓迎された青髪の騎士が怒鳴り声を飛ばしていた。シュリの悪戯があまりにうまくいって笑っていると、ベッドの脇に腰を下ろすマイが言った。

「あの、店主さん。とても言いにくいんですけれど……」

「ん?」

 促すと、マイはなぜか「よし!」と気合いを入れるような仕草をした。一体何を聞く気なのかと身構えてしまう。

「魂を封印されていた間、実は外の声が聞こえていたんです」

「そうみたいだね。ガルシアンも言ってたよ」

 何度も罵られた言葉にあれほどの重みを感じられたのはそのせいだろう。様々な魔術の餌食になり、何度も爆風に煽られた。騎士や開拓者ですら真っ青になりそうな局面はいくつかあったと思う。

「それがどうかしたの?」

 まさかもっと詰られるようなことがあっただろうかと朧気な記憶を呼び起こしていると、目の前に居る少女の様子がおかしいことに気がつく。顔を紅潮させている上に、もじもじと入院着をつまんだり握ったりしている。日頃あまり見ない恥ずかしそうな振る舞いに、より違和感が募った。

「だから、その……店主さんがあの男と戦っていたことも知っていて……言ったことも、殆ど……聞いてしまって」

「俺が、言ったこと……」

 俺は一体、百人規模の前で何を言ったのか。油断を誘う作戦のためにひたすら嘘を並べたり、仮説でカマをかけたりした。後は自らを鼓舞するための『決意を口にした』。

 そこまで思い出して、少なくなっているはずの血がカーッと頭まで上った。俺はあの場で強がるためにマイへの想いをぶち撒けたのだ。叫び倒した告白で全身が熱くなる。マイは察しのついた俺を見るや、頬を自分の髪と似た色にまで鮮やかに染めて、とても聞きづらそうに言った。

「あの時の言葉も……嘘、ですか……?」

「え、あー……いや、その」

 必死に頭が言い訳を探してしまう。戻ったら伝えようと思っていたことではあるけれど、せめて【アメトランプ】に帰って落ち着いた後にしようと考えていたのだ。もし何か勘違いでもしていようものならマイを困らせてしまうし、話も唐突で受け入れてもらえないかもしれない。

 しかし少女の不安げな顔を見て、向き合わない選択肢など失われていたことを悟る。ここで腹を括らなければ、あの時の言葉が永遠に偽物になってしまう気がしたのだ。俺は深呼吸を一つすると、王様に謁見するよりもずっと緊張している面持ちを上げる。

「嘘じゃないよ。あの時の言葉だけは、嘘じゃない」

 マイが息を飲み、前髪に表情を隠した。次の言葉を待つ彼女に、素直な気持ちだけで向き合う。

「俺はこれからも、無茶も馬鹿もたくさんしちゃうと思う。ズタズタになっても、それでも守りたいと思えるものがあるから」

 戦いの中で、大切な存在を見据える機会が何度もあった。目の前に居る少女のことを、命を懸けても守りたいと思えるほど愛していること。そしてマイの願いは、俺の隣に並んでくれることだと気づくことができた。

「きみが辛い時は、絶対に俺が守る。だからマイも、俺を守ってくれないかな」

 彼女の望みを知ったから、俺はもう、マイに頼らせるだけなんてしない。険しい道も幸せな道も、一緒に歩き続けたいと心から願っている。

 こちらを向く少女の美しい瞳が見えた。青く澄んだ色の上には紅糸が垂れている。綺麗に通った鼻筋と若干痩せこけた頬は、初めて出会った時のことを思い出した。もしかすると俺たちは、こうして共に運命を乗り越えるために出会ったのかもしれない。柄にもない想像を無責任な自信にして、たった一つの願いを告げた。

「これからもずっと、隣に居て欲しい」

「――はい。居ます。ずっと、側に」

 俺たちはどちらともなく、熱を帯びた身を寄せた。抱き合って重なる心臓の音が、二つの魂を震わせる。

「好きだ。マイ」

「好きです……ルミーさん」

 初めて彼女に呼ばれた名前は、嬉しさで少しむず痒かった。

(まじない使いの支援者『宵に架かる虹』 完)
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