第3話 謁見

文字数 7,470文字

 ――煌びやか、なんてありきたりな表現では足りなかった。

 天井から吊るされたシャンデリアが発する光。それを透明感のある宝石が空気の中に霧散させる。乱反射した光沢は部屋の中に溢れて【アメトランプ】の十数倍の敷地を照らしていた。 扉から続く深紅の絨毯には、鉄鎧を纏った男たちが取り囲んで立っている。彫刻のような緊張感を放ちながら、黙して俺から目を離さない。

 部屋の中心にはたった三段の歩みで頂上へたどり着く階段があり、真っ赤な玉座が据えられる。この国において天上の位を持つ者だけが触れることを許される椅子は、赤と黄金のたった二色でできた至高の芸術品だった。この世の豪華という豪華を詰め込んだなら、きっとこんな世界が生まれるのだ。

 一体この景観のために幾らかかっているのだろう、と金勘定に曇った瞳が問い掛ける。ルディナ王国は世界有数の開拓者ギルドを有するだけあって、他国よりも裕福な人間が多いと聞く。王宮はその最たる象徴ということか。

 そして、中心に座すは一人の男性。まだ老人と呼ぶには早い皺の入り方に反して、口髭は何十年という年季を感じさせる程に伸びていた。一重の目が細長く尖り、攻撃的な鋭さを放っている。彫りの深い鷲鼻で、固く結ばれた唇。表情には歓迎ムードよりも何かを見定めるが如く厳正な雰囲気が漂っている。

 フェアザンメルン・ヘロ・ルディナ。俺が生まれるよりも前に逝去したという先代に代わり、若くからこの国を統べる王。つまり、このルディナ王国における最高権力者である。

「支援者ルミー・エンゼよ、前へ!」

 隣に立つ側近らしき男が広間に響き渡る声で俺の名前を呼んだ。浮世離れした景色に気を取られ、いつの間にか閉められていた扉の前からようやく歩き出す。一歩一歩が未知の洞窟を探索するように重々しくなり、住処のない世界へと飛び込んで行く。まるで誰とも知らない英雄譚を読んでいるみたいだ。

 玉座に続く紅のカーペットを進んでいる途中で、ふと強い視線を感じた。玉座の手前右の辺りで、宮殿に入る直前に俺たちを牽制した青髪の大男が睨みつけている。騎士たちの中では王の最もそばに居るところを見るとやはり只者ではなかったらしい。

 歩いている最中、突如鉄鎧の男が二人も前に出て来て俺の足を止めさせた。お互いの持っていた剣を交差させて制止の合図を送られるものだから、ぎょっとして半身ほど後退してしまう。

 ――そ、そうだ。驚いている場合じゃないぞ。

 シュリクライゼさんに言われた通りルディナ王の前で跪き頭を垂れる。緊張のせいで胃がキリキリしてきたが、ここでぶちまけてしまったらそれこそ打首だ。染みのない赤絨毯の繊維を数えながら状況の流れに身を委ねる。

「顔を上げよ」

 太ましく、威厳ある声音が大広間に響いた。腹に届きそうな重たい迫力を全身に受けて、一国の王という存在の威風を初めて実感する。ルディナの象徴であり権威。再びその硬い表情と目を合わせることとなって、俺は蛇に睨まれた蛙のようにひやりと竦んだ。

「ルミー・エンゼ。まずは一つ、詫びを入れねばならんな」

「わ、詫び……?」

 聞き間違いではないかと思い、つい聞き返してしまっていた。国王相手に開口一番「詫び」などと言われても何の実感も湧いてこない。しかし俺の耳は至って正常だったらしく、ルディナ王は深く頷いた。

「うむ。いかに貴様が得体の知れない人間だからといって、話をするためだけにこれだけの従者を傍に置かねばならなかった。こうでもしなければゆっくり事情を聞くこともできんとは、随分と不便なものよ」

 言葉と共に射殺されそうだった眼光が瞬きの一つで柔らかくなっていた。その変容っぷりに呆気に取られていると、ルディナ王は玉座に両腕を置いたままでやれやれと首を振る。

「いつまでもそのような苦しげな格好をしておらずとも良い。話は長くなる。楽な姿勢を取れ」

「わかり、ました」

 未だ残る驚きの中で、さすがにカーペットに座り込むのは失礼だろうと立ち上がることにした。王はこちらの心情を察したかのように頷く。

「さて、何から話したものか……」

 話題は複数あるのか、言葉を言いあぐねるルディナ王。蓄えた髭を撫でて考える素振りを見せていて、俺の中では一つの好機を見つけた気がした。

 それはここに至るまでずっと抱えていた不安要素の解決だ。交渉は一度タイミングを逃せば利を得られない。商売人として培った経験と勘が叫ぶ。言うならここしかない、と。

「僭越ながらルディナ王様。お話の前に、一つだけ申し上げておきたいことがあります」

 王の言葉を待つことさえしない俺に対して、周囲の人間たちの表情がみるみる曇った。王の行動を遮るなんてとんでもない不敬なのだろうが、こちらは礼儀作法に疎い平民であり、粗野な開拓者とともに歩く支援者である。無理やり連れてこられた身として、多少の無礼は許してもらわないと割に合わないというものだ。

 幸いルディナ王は「申してみよ」の一言で済ませてくれたので、遠慮なく心の痼りをぶつける。

「本日は、先の西の遺跡の一件でここに呼ばれたとお聞きしました。同時に、私に同行してくれたマイ・セアルという少女が居るのですが、彼女はその事件の首謀者であるキッグ・セアルの妹なのです」

 ここに居る人間の中に動じる気配は感じられなかった。やはり宮中の人々には既に彼女の身の上は知られてしまっている。こうなってしまうと隠す努力なんて必要無く、弁明を言葉することが大切だ。

「しかし彼女は画されていた兄の陰謀とは一切関係がありません。それどころか家を飛び出し、一刻も早く計画を阻止しようと動いていました」

 実際はマイ本人がドゥーマの鍵となる人物だったわけだが、無論彼女はそれを知らずに利用されてしまっただけである。それを明かした時のキッグ・セアルの醜悪な嗤いは今も鮮明に覚えている。これ以上、あんなやつのせいでマイの人生が狂わされるなんてあってはならない。

「凶行を止めようとしたマイに、どうか法の疑いがかけられることのありませんよう、お願い申し上げます」

 俺はさっきの形だけの平伏とは違って誠心誠意頭を下げた。マイという少女は傍目から見れば大悪党の血族に見えてしまう。だからこそ、彼女を守るためには少しでも第三者の声が必要だ。マイを守る。それがこの場を与えられた俺の役目だと信じていた。

 数秒の静寂があった。流れ行く一瞬の間に、垂れた汗がカーペットに小さな染みを作る。見上げればすぐの場所に居るこの国の王は、至って落ち着いた呼吸のままで言い始めた。

「案ずるな、ルミー・エンゼ。マイ・セアルの行動は、ギルドとともに調査をしていたシュリクライゼから聞いておる。その者が裁きの対象になるようなことはなかろう」

「失礼ながら、私たちを連行した騎士たちはその事実に驚いていました。王がお話になってくださったそれは、誰しもの共通認識であると思ってよろしいのでしょうか?」

 【アメトランプ】を出る時、もしもマイが名乗り出ていなければ、騎士たちはそのまま俺だけを王都に連行しそうな素振りだった。キッグの件において最重要参考人とも呼べる彼女を無視したのは偶然で片付けて良いものかとずっと考えていた。本当はマイも見つける命令があり、彼女が名乗り出たことで有耶無耶になっただけではないのか。事の真相を問うまでは、未だマイの安全が確保されたとは言い難い。果たして、ルディナ王はその理由を知っていた。

「ギルドマスター、バグファ・ネイバーから送られて来た文書に、くれぐれも内密にとする旨が書かれておったのだ。マイ・セアルはキッグ・セアルの凶行に無関係であり、ギルドの監視がある内は捕らえないで欲しい、とな。今となってはその約束も意味が無いようだが」

 思わぬ名前の登場にその屈強なシルエットが浮かび上がる。バクファさんは俺がギルドに居た頃にもお世話になったことのある男性だ。いつもベストを肌着みたく着ている人で、強面の顔に刈り上げた頭のせいで見た目は万年暑苦しい。しかし冷静な頭脳を持ち合わせており、全開拓者にとって頼りになる兄貴分なのである。

 バグファさんはマイに会ったことはない。となると、おそらくハリエラさんの根回しだ。彼女はバクファさんと同期で若い頃は同じ探索隊になることも多かったと聞く。忙しいギルドの代表者に話を通すことができる人物に出会えた辺り、マイはつくづく数奇な運命の中に居ることを思わされた。

 ルディナ王は髭に添えていた手を玉座の手すりに下ろし、ダメ押しをする交渉人のように言った。

「加えて、遺跡に赴いたシュリクライゼからマイ・セアルという少女が危険人物ではなく、居合わせた民間人を助けていたと直接報告を受けておる……まだ、不安の種はあるか?」

「い、いいえ、これっぽっちも。ありがとうございます」

 唐突に自分のことを言われて言葉がうまく出なかった。ルディナ王の話をまとめると、マイの存在は一部の人間しか知らないが、彼女の存在が無害であることは伝えられている。連行して来た騎士たちは知らされていなかったために動揺していただけで、彼女に対する処罰は何もないということだ。

 内側に果てしない安堵がじわじわと滲み出る。今やマイは【アメトランプ】の大切な従業員だ。もしも彼女が国から追われるような状況が訪れたら、一緒に国外へ逃亡することも考えなければいけなかった。

 ――いや、さすがに一緒に行くのはやり過ぎか?

 当然のように行動をともにしようとしていた自分に心の中で突っ込む。おそらくマイは、ただの店主である俺にそこまで求めることを良しとしないだろう。

「今度はこちらから聞こう、ルミー・エンゼ」

 響く声に名前を呼ばれ、どうでも良いところに飛びかけた思考が帰ってくる。慌ててルディナ王に五感の焦点を合わせて言葉を待った。

「先日の一件、多くの開拓者たちが命を落としたと聞く。その中には、かの『破剣』のクイップも居たと」

 ルディナ王の言葉に頷くと同時に、あの戦場で命を賭した開拓者たちの顔が次々に浮かんだ。その中でも一際印象深いのは黒い背広を着た老剣士。一度はキッグ・セアルへと傾きながらも、不死の悪魔との戦いでは誰よりも勝利への道を追いかけてくれた命の恩人――クイップさん。彼の流麗な納刀の仕草は今も目に焼き付いて離れない。

「貴様はあの者の最期を見たのか?」

「はい」

「どのような最期だった?」

 王は食い気味な態度で質問を重ねてきた。だけど興味なんて単純な言葉で括られるような顔はしていなくて、むしろ信じたくない現実を無理やり飲み込もうとしているみたいだった。

 なぜ一国の王ともあろう人間が開拓者の死に様などを気にしているのだろう。まさか冒険譚が聞きたいということでもあるまい。ただどんな人であっても、クイップさんのことを話すなら、俺が言うべきことはあの瞬間から決めていた。

「私と、弟子である開拓者を守り、亡くなりました。最後の一太刀は、後世に語り継がれるべき素晴らしい剣閃でした」

 刀身を失った剣から放たれた一撃を剣閃と呼んで良いのかはわからない。しかし彼が最期にドゥーマへと放った突きは、紛れもなくクイップさんが長い人生で積み重ねた最高峰の剣技だった。

「――そうか」

 嘆息混じりに漏れた声は、つっかえた骨を取った後のように聞こえた。紛れもない真実を伝えたが、王の意向には沿わない回答となってしまったのだろうか。早鐘を打ち始めた体から一滴の汗が垂れた頃、ルディナ王は訥々と、聴衆を気にすることのない語り部となった。

「忘れもしない。もう二十年以上前、彼奴はこの広間で、その場に居た全ての王国騎士を斬り伏せた……いや、斬ってすらいない。全員を生かした上で勝利を収めたのだ」

 それは、と唇が音も出さずに動いていた。ルディナ王が語ったのは、クイップさんが“破剣”という二つ名で呼ばれるようになった理由。王の御前で騎士の命とも言える剣の尽くを折り、誰一人の命を奪うことなく勝利を収めたという伝説だ。

 現ルディナ王は若くして王になった。つまりあの“破剣”伝説の当事者なのだ。今居るこの大広間こそ、クイップさんの伝説が始まった場所。人づてにしか聞き及んだことのないおとぎ話の登場人物が目の前にいる。知っているのに知らないという不思議な違和感に陥っている間に、ルディナ王は話を続ける。

「私は見た。流派も型もない剣が精鋭を集った騎士たちを無力にする様を。荒々しく、しかし雄々しいまでの剣舞が全てを壊していく光景を」

 たった数日の中で見た数々の剣技が思い起こされる。最初は目で追うこともできなかったつむじ風の残滓。しかし戦いの最後では、少しだけ彼の切っ先の筋を捉えることができた。震えも揺れも存在しない、完成された鋼の風切り音とともに。

 あの剣筋は、ルディナ王にとっても昨日のことのように鮮明に残る出来事なのだ。俺の目に焼き付いたものと同じ景色がルディナ王の泡のような視界に映っている。俺たちは今、確かに同じ人を見ている。

「誰も死んでおらぬと言うのに、私はあの時ほど『死』を感じ取った瞬間はない。彼奴以外に立つ者が居なくなったこの場所で、私は恐れ知らずにもその強さの理由が知りたくなった」

 王が若かりし頃の過ちを告白するように紡ぐ。忘れられない記憶の蓋をこじ開けて、たった一人の平民へ箱の中身を晒した。

「尋ね、彼奴は一言だけ答えた――『信念』と」

「信念……」

 クイップさんが何のために戦っていたのか。流浪の開拓者であった彼がキッグ・セアルに協力していたところを見ると、その信念の拠り所はセアル家にあったと推測できる。

 つまり“破剣”伝説には、セアル家とクイップさんの関係が起因していたのだろうか。するとマイの両親や祖父母、いや、もっと前の時代から、彼らは数奇な運命に巻き込まれてしまっている可能性がある。脈々と続く血の中には、もしかするとドゥーマだけには収まらない『何か』が存在するのかもしれない。

「その日から、私は彼奴の言った『信念』の意味をずっと考えていた。そしてある時、ふと思い至ったのだ。私は一体何を信念に王として立っているのか、と」

 蓋然性の低い想像に集中しかけたが、ルディナ王の一声で現実に引き戻される。とは言え、帰った場所も夢物語じみているせいで相槌の一つも残せない。人の話を聞くことは支援者という職業に就いて慣れたものと思っていただけに、自分がいかに平常ではないかが良くわかった。

「王という立場は、言わば与えられたものでしかない。若くしてこの座に着いた私は、ただ国が存続し、次の代へと繋げば良いだけのものだと考えていた。しかしそれでは、彼奴には絶対に届かぬ。だから私は、王としての信念を見定めた――この国をどんな災禍にも揺らぐことのなき強き国にすると」

 俺は王のその言葉を聞いて、あぁ、と腑に落ちた。

 彼はクイップさんに憧れたのだ。多くの開拓者たちがそうだったように、ルディナ王もクイップさんの持つ強さに衝撃を与えられ、目指した。亡くなってもなお、彼の偉大さには畏れを抱くばかりである。

「……本当は、彼奴にもう一度だけ問うてみたかったのだ。この国を下したあの者から見て、今のルディナがどう映っているのかを。私の信念は、国を変えることができたのかどうか」

 俺が生まれてから知るルディナ王国は平穏を保ち続けている。軍事的な心配もなく、開拓者ギルドの人々も王国と共生することを当たり前にしていた。彼らの依頼の中にはルディナ王国が斡旋したものもあり、この国とともにあることが利益をもたらしていることは間違いようのない事実であろう。

 無論まだ問題はある。大昔に不遇な扱いを受けたセアル家の怨念は膨れ上がり、キッグ・セアルという形を成して暴走した。そういう場所は未だに国中に存在するはずだ。だけど、これだけ長く揺らぎのない時間が流れているのは、王やその隣に立つ人々の尽力があってこそ。このままルディナ王国が続けば、いつかは全ての民に平和が訪れると信じたい。

 俺は力む拳を胸に置き、願いをかけるようにルディナ王の語りに応える。

「私にはクイップさんの真意はわかりません。ですが、彼が長きに渡りこの国で開拓者をしたことが、王に対する一つの答えとなるのではないでしょうか」

 正直なところクイップさんは一度この国を滅ぼそうとしていた訳で、ルディナ王国を良しと思っていたとは考えにくい。しかし同時に、もしも国に反旗を翻したければ、もっと早くに行動していたのではないかと思うのだ。

 クイップさんがキッグ・セアルに共謀していたことに関しては、一握りの者たちの秘密となった。その理由は主に二つで、一つは最後にはドゥーマ封印に協力してくれたこと。そしてもう一つは、生き残った全員が長く“ギルド最強の剣士”として名を馳せたクイップさんを貶めたくないと言ったことだった。

 キッグとの出会いはあくまできっかけでしかなかった。俺たちは揃ってそんな結論を出した。みんなが見てきたクイップさんは無愛想で、誰しもに分け隔てなく言葉を交わす人だったから。

「生者の都合の良い台詞にしか聞こえんな……だが彼奴に守られた貴様の言葉だ。今はそれで得心しておくこととしよう」

 この場の適任者は間違いなくクイップさんの弟子である藍色髪の剣士だっただろう。しかし彼女は自らが率いるクランとともに国を渡ったため、俺に白羽の矢が立ったのだ。

 どうやら本当に何かを咎められるようなことは無さそうである。疑いばかりだったために肩の荷が降りた気分だった。大きな安堵を微かな吐息に隠しつつ、歯の隙間から空気が抜ける間にルディナ王が次の言葉を紡ぎ始めた。

「うむ……ルミー・エンゼ。今日は貴様にクイップのことを聞くことと、もう一つ目的がある」

「もう一つ?」

 蓄えた顎髭を撫でながら頷くルディナ王。すっかり終わった気でいたが、思えばルディナ王は「なにから話したものか」などと言っていた。言い方を考えれば用件が一つでないことは当たり前で、再び身構えるもさっきほどの緊張はなかった。

 マイも俺も咎められることはない。後ろめたいことなどもないのだから、聞かれるとすればドゥーマ関連のことだろうか。もはや何を聞かれたところで驚くこともあるまいと思っている中、ルディナ王は俺を見下げたまま一切の曇りなき瞳で言った。

「貴様を宮廷呪術士として迎えたい」

 青天の霹靂が俺を襲った。
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