第10話 渓谷――Alert

文字数 7,400文字



 不死鳥討伐作戦の決行は五日後の夕暮れ時と急務であり、王国が何としてでも呪術士を招きたがった理由がよくわかった。訪れたのは騎士団が一つ『木枯らし』の密偵隊が被害を受けたという渓谷である。何でも不死鳥の発見報告はいつも夜で、そのために敢えて視界の悪くなる時間帯を選ばざるを得なかったらしい。

 この渓谷一番の特徴はその大きさだ。崖は王都にそびえる時計塔の倍の高さを優に超え、視界の端から端まででは水の流れ着く先もさっぱりわからない。とは言え、深さや流れの強さは小川の下流くらいに緩やかだ。それ故に夕焼けに照らされる崖の壁は最下部まで露わで、不自然なほどに暗い凹凸が目立っていた。

「すげぇ……」

 崖上には取り巻くように木々が広がっており、下を見れば足が竦みそうな絶景に感嘆の声を上げていた。大自然が作り上げた神秘に、これからどんな冒険が巻き起こるのかと心踊ってしまう。

 ただし今回はシュリクライゼさん、ひいてはルディナ王国の依頼として請け負うこととなった調査である。子どもの頃を思い出すようなワクワクと、かの悪魔と同じ不死の特性を持つ可能性がある不死鳥に対して呪術士の力が必要になるかもしれないという不安が俺を突き動かしている。

 装備は申し訳程度に用意できた呪符入りの新しいポーチ。それと騎士たちが訓練用に使っている直剣をもらった。華美な装飾こそ無いけれど見栄を張るような高尚な人種ではない。元々お守りのつもりだったこともあり、腰に帯びた重さは十分頼もしかった。

「ハリウェル・リーゲル氏の残した研究だけでは、不死鳥が他にどんな特性を持っているかわかりませんでしたね」

 隣では俺と色違いのポーチを腰に回したマイが不安げに言う。いつものロングスカートではなく、動きやすい短めのパンツに、以前の遠征でも使っていたフードポンチョという出で立ちだ。ハリエラさんほどとは言わずとも、彼女が軽装で良いのは魔術を使えることが大きい。

 王宮に滞在していた五日の間、実際にハリウェル・リーゲルが残した最後の研究資料を見せてもらったが、その進捗は殆ど取っ掛りを得たに過ぎないような内容だった。ガルシアンが言っていた青い炎の体というのも資料には無く、ただそこにあったのは「不死の可能性アリ」と書かれているだけ。

 推測ではあるが、ハリウェル・リーゲルはその真偽を確かめるためにすぐに行動を起こし、そして姿を消してしまうことになったのだと考えられる。彼は不死という二文字を見て、一体何を思ったのだろう。王宮に仕える研究者がなりふり構わないとは只事ではない。

「不死鳥が現れたのはごく最近……ハリウェルさんは、三年も前からこの事態を予測していた。巨大な厄災の訪れを危惧して動いたのでしょうね」

 彼のことを直接知るシュリクライゼさんも俺と似た見解を示していた。本当にそうだとすれば、予言者もかくやという研究能力で残された情報の信憑性は高いと言えよう。しかし安易に信じるための根拠としては薄い。王国としてもそれ以上の追求をするにはコストがかかり過ぎて、いつ現れるかもわからない曖昧な研究は放置せざるを得なかったという訳だ。

 そして不死鳥は現れてしまった。研究者の偉大さを証明すると同時に、王国には未曾有の危機が訪れようとしている。

「被害を最小限で抑えるためには、今日この場で不死鳥を討伐するしかない……だからこの規模か」

 既に渓谷の下には数多の騎士たちが待機していた。百に届きそうなくらいの同じ制服がずらりと隊列を組み、上から見える川に入り込んで窪地を制圧している。くるぶしまでしか浸かっていないことから、川は浅く、流れは緩やかと見える。これだけの(つわもの)たちが立ち並ぶ圧巻の光景は開拓者ギルドでもお目にかかれない。

 先頭では数日前に見た青髪の騎士団長、ガルシアンが部下たちに指示を飛ばしている。重量のありそうな鎧を気に留める様子もなく、相変わらずの憮然顔であちらこちらを指さしていた。

「【青の騎士団】のほぼ全戦力です。彼らは連携を重んじ、“複合魔術”を得意としています。この渓谷の地形は警戒すべき方角が北と南に限られますから、彼らにとってはうってつけの戦場ですね」

 俺たちをここまで牽引してくれたシュリクライゼさんが渓谷の下を覗き込みながら教えてくれる。その解説の中に疑問があったようで、マイは赤髪を耳にかけながら尋ねてきた。

「複合魔術、というのは?」

「多数の人間が同系統の魔術を重ね合わせることで威力を高める方法のこと。かなり難しいらしくて、開拓者の中でもそれを主軸にしている人は少ないくらいなんだ」

 しかし威力は並の魔術の数倍を有する。魔術を同じタイミングで放つため隙が生まれてしまうものの、当たれば城壁に風穴を空けることも容易い程だ。どれだけ巨大な獣であったとしても絶命は免れないだろう。ましてやこの規模、一国を落とすことだって不可能ではないはずだ。

「ガルシアン殿の厳しい鍛錬によって、【青の騎士団】は人ならざる威力の魔術を繰り出すことができます。不死鳥を確認し次第、総攻撃を仕掛けるとのことです」

「俺たちやシュリクライゼさんはどうするんですか?」

「僕は貴方がたの護衛と不死鳥の引き付け役です。そしてルミー殿には、これから行われる渓谷の調査で騎士たちに同行していただきたい」

「手がかりを探すんですね。わかりました」

 渓谷には簡易階段をいくつも架けて出入りを可能としていた。一応ロープなんかもあったが、この規模の窪地から登ることはほぼ不可能に近く、帰還は階段を使わねばならない。殆ど退路の無い状態で『不死鳥』を迎え打つ――いわゆる背水の陣だ。強気な作戦がガルシアンという騎士象にそっくりで納得してしまう。

 急な坂道を進むように慎重に下へと降りて行く。行き先は狩人の猟場か、はたまた地獄か。現実味を帯び始めた開戦の予感が喉奥を乾かした。

「――以上だ! これから各部隊に分かれ、渓谷を進軍しながら不死鳥を捜索する! 見つけた者は即時本部隊に撤退し、複合魔術の準備をせよ! 行動、開始!」

 揃った「はっ」という返事が気合いのように響き渡った。ガルシアンの号令で一斉に散った騎士たちの動向を階段から窺っていると、山吹色の目が横目にこちらを見る。

「来たか、フレイミアの倅」

 俺たちは眼中に無いような言い草をするものだからさっそく目蓋が萎む。近寄っても無視する気ならば勝手に調査してやるくらいには思っていたが、ガルシアンは視線を寄越さないまでもこんな言葉を掛けてきた。

「せいぜい巻き込まれて犬死にせんことだ」

「随分、優しいですね」

「勘違いも大概にしろ。全ては王のためだ。俺は貴様ごとき支援者など信用しておらん」

 相変わらず関係は最悪である。俺にも歩み寄る姿勢が足りない自覚はあるものの、先に無礼を仕掛けてきたのは向こうだ。どれだけ人にお人好しと言われていようが関係がギクシャクするのは致し方あるまい。

 その間を取り持つようにしてシュリクライゼさんが歩み出た。無駄な負担のかけ具合に申し訳なくなるも、彼はそこまで気にしていない様子である。

「僕たちは騎士たちに同行します。その間に標的が現れた場合も、予定通り作戦を実行してよろしいですか?」

「不死鳥が見つかり次第、この渓谷に引き入れろ。これから行われる調査はあくまで戦闘の余波が及ぶことになっても良いか判断するためだ。手がかりがあったとしても、やはり貴様らの出る幕は無い」

「ガルシアン殿」

 話の途中だというのに威嚇的な視線の圧を俺に飛ばしてくる。王の拝命を断ったとは言え、ここまで目の敵にされるのは、もはや別の要因ではなかろうか。容姿が気に食わないのなら、俺もマイのようなフード付きのポンチョをこしらえよう。

 いつかみたく互いに睨み合いながら川べりを蹴った。ぱしゃ、と軽い水音が跳ねて、俺たちは他の騎士たちの後を追う。その間にシュリクライゼさんがこんな情報を付け加えてくれた。

「ガルシアン殿は歴史学者としての顔も持っています。仮にこの場所が跡形も無くなったとして、ルディナ王国の損失になるかどうか慎重に判断されるおつもりでしょう」

 腑に落ちたのは彼の部屋にあった本や資料の数々だ。研究室みたいだと感じた一室は本当にその役割も担っているのである。学者だからこそ根拠の無い推測に振り回される訳にいかないのだろうが、だからこそハリウェル・リーゲルの残した言葉に耳を傾けて欲しいところだ。

「……この渓谷」

 心の中で文句は尽きぬ中、周囲を見渡した時に違和感があった。それは渓谷を上から見下ろした時に見えた数々の凹凸である。ただの窪みかと思っていたら、あたかもアリの巣穴のように全てが空洞になっていた。

「お気づきになられましたか」

 シュリクライゼさんは既に違和感の正体を掴んでいたようで、俺は頷きを返した。唯一ピンときていない青藍の目がこちらを向いているので、教えると同時に騎士の質問への回答とする。

「この渓谷にある洞窟……殆どが人工的に作られたものだ」

 穴の数や空いた場所は不規則と言え大きさは一定を保っている。数人が入り込んでも問題なさそうで、青の騎士たちが往来する様子を見るに深さもそれなりだろう。

「その通りです。五十は下らない洞穴が一箇所に、それも同じ大きさで集まっているのは、あまりにも不自然かと」

「作り方が魔術を得意とする開拓者のそれと同じだ。いつかはわからないけど、この場所は誰かに利用されてたんだ」

 開拓者の遠征時、彼らは基本的には野営の支度をする。しかしテントを失ったり、立地や気候が悪条件だった場合にはキャンプの設営が行えない。そんな時は岩や土に干渉する魔術を使える人間が縦穴を堀り、休息地点を確保するのが常なのだ。可及的に必要となりやすいため支援者の中でもこういったことができる人間は重宝されやすい。遠征に慣れていないマイが気づかなかったのは必然と言えよう。

 話を現状に戻すと、それだけこの渓谷には人の手が加わっているということだ。つまり常日的にこの場所を根城にしていた者が居るか、昔の文明の残滓が存在することなどが考えられる。そして不死鳥の目撃例があることも踏まえると、おそらく前者の可能性は薄い。

「だから騎士団長さんも、歴史的な損失が無いように調査しているんですね」

 マイがまとめた通り、いかに危険な不死鳥の生息地域とは言え歴史を知ることができるものは重要な文化財だ。そういう面でも歴史学者だというガルシアンが率いる青の騎士団は適任だったのだろう。

 俺たちはまず辺り一帯を大枠で調べてみることにした。せせらぎの聞こえる小川はよく澄んでおり、事前に足を踏み入れた崖上の森林地帯も含めて、自然には人の手が加えられていないと見える。だからこそ無数の人工洞窟が歪な存在として目立つ。どうしてこの場所で住処を用意する必要があったのか。考えれば考えるほど謎は深まって、気づけば顎に指を当てる癖をマイに笑われていた。

 とうとう洞穴の一つに足を踏み入れようかとなっていた時、横から鎧をがちゃがちゃと揺らしながら走ってくる騎士の姿があった。

「シュリクライゼ殿!」

「どうかされましたか?」

「先頭の調査隊が、洞窟内にて何やら怪しい物を発見しました。団長に確認していただいたところ、貴方がたを向かわせろとのご命令です」

「わかりました、すぐに」

 俺たちも頷きを返し、報告に来た騎士の後に続いて歩き出す。どうやら発見があったのは反対側の壁のようで、すれ違いざまに山吹色の鋭い視線が俺たちを引き留めた。

「止まれ、フレイミア」

「先ほど報告を受けました。して、発見した物とは?」

「これだ」

 ガルシアンは大きな手に灰色の何かを乗せてシュリクライゼさんに寄越した。彼はその物体を受け取り、俺の目の正面に翳す。指で摘めるくらいの大きさの円形。中にはびっしりと解読不能の文字が刻まれていた。その小さな石を見た時、俺と少女は同じ驚愕に包まれた。

「これは……」

「刻時石!?

 刻印に微妙な差はあれど忘れるはずもない。唖然として言葉を止めてしまった俺たちに、シュリクライゼさんが尋ねてくる。

「こくじせき、とは?」

 マイはちら、とこちらを向いた。刻時石は本来なら秘匿すべき物だからであろう。しかし今となっては悪用する人間も、不死の悪魔の体も残っていない。俺が頷き返すと、マイも一つこくりと返してから騎士たちに話した。

「ドゥーマの魂を封印していた、セアル家に伝わる封印術の触媒です」

 発言を聞いた二人の表情が険しくなる。つい数週間前に折り紙付きの実力者たちに大立ち回りを演じた化け物だ。それに関わるとなれば厄介事なのは明らかで、そんな顔だってしたくなる。

「だけど刻時石はあの戦いで消滅したはず……それに、刻印も微妙に違っている」

「ならばこれは、その刻時石とやらに似せて作られた贋作のような物か?」

 ガルシアンの質問には正確な答えを用意できなかった。実際に封印術を起動することができたセアル家の刻時石が偽物とは言い難い。しかし、もしもこっちの石にも触媒としての役割があるのなら、どちらも本物である可能性も否めないのだ。ここに来て謎は深まるばかり。

「――あ」

 思考を巡らせている中で、一つの記憶が蘇った。俺はもらった騎士剣を鞘から半身引き抜くと、そこに指を押し当てた。

「……血迷ったか?」

「違うよ! 試したいことがあるんだ」

 静かに狂人扱いしようとした大男に叫んでから、俺は薄く血の付いた手で石に触れた。しかし暫くしてもこれと言った変化はない。

「……何も起きないか」

「やはり恐怖でおかしくなったのか。だから素人はくるなとあれほど……」

「違うって言ってるだろ!」

 考えあってのことを頭から否定されてとうとう怒りが抑えられなかった。性格の合わない騎士団長と互い違いの視線をぶつけ合っていると、隣で見守ってくれていたマイが俺の言葉足らずを解説してくれる。

「以前、店主さんが怪我をした手で刻時石に触れた時、石が光ってその傷を癒したんです。店主さんはその再現ができるかどうかで、本物か判別しようとしたんですよね?」

「さすが、我が店の誇る看板従業員」

 素直に褒めると、マイは少し恥ずかしそうに赤毛を弄った。彼女がセアル家から持ち出した刻時石に起きた変化――それは、あたかも俺の血に反応したように緑色の光を放ち、ガラスでの切り傷を癒したのである。しかし反応はその一回切りで、ドゥーマの魂が解放された後に血だらけの手で触った時は何の変化も見られなかった。

 今回もそのような事象は起きれば本物の確証に近づくかと考えたのだが、刻印のある石はうんともすんとも言わず。もしかすると他の人間に反応したり、現象はドゥーマの刻時石固有のものだったのかと予測するも、今は結論に至れる程の情報を持ち合わせていないのが現実だ。

「何にせよ調査がしたい。これが見つかった洞窟を教えてください」

「こちらへ」

 司令官としてその場に残ったガルシアン以外の三者が刻時石を持って来た騎士に連れられる。無数にあった洞窟の内のたった一つに誘われると、中はよくある野営用の塒だった。刻時石が見つかったこと以外には怪しいことはなく、寧ろ偶然掘り起こされた出土品とでも考える方が自然に思えてくる。

「特に異常らしいものは……」

「店主さん」

 十分以上をかけて結論を出そうとした頃、小さなランプを手にしていたマイが奥の壁の隅を示した。細い指先の先をまじまじと見ると、そこには絡まった糸にも似たものが数行に渡って書かれている。

「これって、術式じゃありませんか?」

 暗闇と土に紛れて見辛い――否、隠蔽されている。効果を阻害しないギリギリの程度を見極めて、何かしらの“呪術”を発動させているのだ。そこに感じた何者かの意図が怪しくて、俺は後ろで話を聞いていた騎士に振り向いた。

「シュリクライゼさん。マイが指さした辺りだけ、切り崩せますか?」

「わかりました」

 腰に帯びた剣を引き抜く。磨かれた厚めの刀身が暗がりの中でさえ輝いているように見え、やはり“英雄”の持つ剣は最上級の業物なのだと物語を見る目で感動した。シュリクライゼさんは両刃の剣を軽々と片手にすると、暗闇の中に風切り音を響かせた。

 数秒遅れて切り落とした部分が騎士の足元にパラパラと崩れ落ち、同時に目の前には異様な変化が起きる。なんとさっきまで壁だったはずの洞窟の奥に道が続いているのである。

「店主さん、これって……!?

「やっぱり“幻覚のまじない”だ。どうしてこんなところに……」

「騎士たちが気づかないほど精巧な仕掛けとは」

 “幻覚のまじない”は特定の箇所に人の視覚、触覚に作用する幻を生み出す術だ。触媒となる呪符に見せたいものを描くことで、見える幻を意図的に操作することもできる。

「かなり高度な呪術です。それも数人で入っても余裕のある洞窟の高さを覆えるとなると、かなり大掛かりな“まじない”だ」

 呪術の触媒は発動させる術によって大きく異なる。簡単なものは紙と筆だけでも可能だが、その規模や効果が大きいほど使う材料が希少な物になりがちだ。危険な呪いには人の生き血が要る場合すらあるらしく、とても実践なんてできはしない。

 それはさておき、“幻覚のまじない”は希少な木を燃やしてできた煤を、高い純度を保ったまま作り上げる墨液が必要だったはずだ。だから俺はハリウェル・リーゲルの文献で聞いたことしかなく、実物がこれ程までに人を騙せるとは知らなかった。しかしこれを看破した以上は使用者の意図を見つけたのと同義だ。

「この先に何かある。そう言っているようなものだよな」

「行きましょう、店主さん。呪術に関することなら私たちが力になれます」

 マイのやる気もひとしおだった。セアル家の名誉を背負うという強い気持ちがこの“幻覚のまじない”の発見に繋がったのだと思うと、彼女の師匠として俺も負けてはいられない。

「そうだね。行こう」

 数人の騎士たちとともに洞窟の奥地へと足を踏み入れる。薄らと入り込んでいた赤光は段々届かなくなり、やがて外に居なくても夜になったことがわかるくらいには歩を進めた。どこまで続くかもわからない長い一本道をひたすら歩いて、そして。

 ――暗闇に青白い光が灯った。
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